第3章第2項9 文化芸術活動・パラスポーツの推進

  • 障害のある人が生きがいを感じ、充実した生活を送ることができるよう、文化芸術活動やパラスポーツに取り組める機会や環境づくりに取り組みます。
  • 障害のある人の社会参加を促進するため、文化芸術活動やパラスポーツを通じ、身近な地域の人や団体等の様々な方と交流する機会を創出します。
  • 身近な場所で文化芸術活動やパラスポーツに親しめる環境づくりのため、支える人材の育成等に取り組みます。

※パラスポーツとは、広く障害者スポーツを表す言葉です。

(1)文化芸術活動の推進

  • 障害のある人による文化芸術活動の推進に寄与する人材の育成及び確保を目的に、障害者芸術に係る人材育成研修を実施します。具体的には、各事業所等へ講師を派遣する「出前教室」や障害福祉サービス事業所職員、特別支援学校教職員等を対象とした研修会を開催します。
  • 障害のある人が制作した絵画等作品の発表機会を提供し、文化芸術活動を通じた社会参加を図るとともに、障害のある人とない人が交流し、感動を分かち合うことにより、県民の障害に対する理解と認識を深めるため、和歌山県内在住の障害のある人又は障害のある人を含むグループを対象に、作品展「紀ららアート展」を開催します。
  • 障害のある人に対して、気軽に芸術文化に触れられる機会を提供するため、県内在住の障害のある人を対象に、講師をお招きし、気軽に芸術文化に触れられる体験型ワークショップ「ふれあいアート体験」を開催します。
  • 文化芸術活動を行う障害のある人やその家族、福祉施設、文化施設、支援団体等を支援し、文化芸術活動における支援方法等の相談支援や文化芸術活動を支援する関係者ネットワークづくり、情報収集・発信等を行っていきます。
  • ユニバーサルデザインによる鑑賞の機会を提供する等、誰もが文化芸術活動に参加できる環境づくりを推進します。
  • 点字図書館の利用対象者を、視覚障害のある人だけでなく、読字に困難がある発達障害のある人、寝たきりや上肢に障害がある等の理由により、書籍を持つことやページをめくることが難しい身体障害のある人にも対象を広げ、読書環境の推進に取り組みます。

(2)パラスポーツの推進

  • 障害のある人がスポーツに取り組むきっかけや輝ける舞台となるよう、県障害者スポーツ大会等の各種大会を開催します。

 また、各種大会の開催により、障害のある人に対する社会の理解と認識を深められるよう取り組みを推進します。

  • 和歌山県選手団の一員として全国障害者スポーツ大会に派遣することで、社会参加の促進や全国のパラアスリートとの交流及び自立に向けた経験の機会を創出します。

 また、派遣選手が強化練習会や練習試合等に参加することにより、本県全体におけるパラスポーツの競技力向上を図ります。

  • 障害のある人がスポーツに参加するきっかけとなるよう、パラスポーツ教室や体験会を開催します。

 また、教室等の開催により地域における人材の育成が図られ、パラスポーツ実施環境づくりにつながるよう努めるとともに、体験会等参加者が次のステップとして競技会へ参加するといった継続的なスポーツの実施に寄与する取り組みを推進します。

  • 障害のある人の社会参加の促進や県民の理解促進のため、障害の程度にとらわれず、また障害のある人もない人も楽しめるレクリエーションスポーツイベントを開催します。
  • パラスポーツへの参加促進のため、障害のある人を支援し、適切な指導が行える人材を養成することを目的に、パラスポーツ指導員の養成講習を開催します。
  • 障害児者サポートセンター内に整備した温水プールや体育館の利用を促進し、障害のある人がスポーツを実施する機会の増加を図ります。
  • 全国レベル、世界レベルでの活躍が期待できるパラアスリートの育成を推進するため、全国障害者スポーツ大会への派遣等を通じて、県内パラアスリート、競技チーム等の活動を支援します。

パラスポーツにおける数値目標

項目

2022年度

2026年度

2029年度

(令和4年度)

(令和8年度)

(令和11年度)

県内で開催される障害者スポーツ大会等への参加者数

894人

2,600人

2,800人

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