ラムサール条約湿地 串本沿岸海域

概要

串本沿岸海域は、高緯度である本州中部に位置しながら、黒潮の強い影響下にあり、サンゴの種の多様性及び被度が高く、熱帯魚類をはじめ、多くの熱帯性生物が生息しています。

また、世界最北の大サンゴ群生域があり、テーブル状のクシハダミドリイシやオオナガレハナサンゴの群落は国内最大規模を成しており、これらの種を含め、世界最北となるサンゴ群落も多数分布しています。

平成17年(2005年)11月、ウガンダで開催されたラムサール条約第9回締約国会議において、「串本沿岸海域」がラムサール条約湿地に登録されました。

ラムサール条約(正式名称 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)とは、登録湿地の保全及び湿地の適正な利用を目的として、昭和46年(1971年)、イランのカスピ海湖畔の町ラムサールで採択された条約です。

串本沿岸海域の写真
世界最北の大サンゴ群生地
テーブルサンゴとチョウチョウウオの画像
テーブルサンゴとチョウチョウウオ
オオナガレハナサンゴの画像
オオナガレハナサンゴ

登録区域

登録区域

串本沿岸海域周辺


登録区域の色の画像登録区域

マスコットキャラクター 「アクロ」と「ポーラ」

アクロとポーラの画像

串本沿岸海域マスコット 「アクロ」と「ポーラ」

ハート型の大きなサンゴが「アクロ」
Y字型の小さなサンゴが「ポーラ」

これらのマスコットは、横浜市在住のイラストレーターである牛嶋浩美さんが手掛けたものです。イシサンゴ類の「ミドリイシ属」の学名「アクロポーラ」から名付けられました。
串本沿岸海域をPRするパンフレットなどに使用されています。

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