特定外来生物「ヒアリ」にご注意ください
全国各地の港湾を中心に、特定外来生物の「ヒアリ」が確認されています。
なお、現在、和歌山県内においてヒアリの確認はされていません。
「ヒアリ」について
特徴は以下のとおりです。
- 体長は2.5から6ミリメートル程度、集団の中には、小さいものから大きいものまで連続的な変異がある。
- 体色は赤茶色でツヤツヤしており、腹部の色は暗め
- 腰に2つのこぶがある(腹柄が2節になっている)。
ヒアリ(写真提供:環境省)
(参考) ヒアリでないもの
次のいずれかに該当するアリは「ヒアリ」ではありません。
- 黒いアリ(ただし、海外には黒いヒアリ類もいます)
- 2.5ミリ以下の小さいアリ
- 赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないもの(アリの集団内での個体の大きさが均一で揃っているもの)
ヒアリと思われるアリを見つけたら
ヒアリと思われる個体を発見したら、以下に注意してください。
1.強い毒を持つため、絶対に素手で触らないでください。
2.刺された場合は、20~30分程度は安静にし、体調の変化がないか注意してください。容体が急変した場合は、一番近い病院を受診し、アリに刺されたことを伝えてください。
市販のアリ用殺虫剤やお湯をかけることで駆除が可能ですが、刺激しないように気を付けてください。
また、在来のアリを駆除すると、ヒアリなど外来のアリの定着を促進することにつながるため、ヒアリが確認されるまではアリの駆除剤はむやみに使わないようにしてください。
ヒアリ相談ダイヤル
ヒアリと思われるアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等の問合せは「ヒアリ相談ダイヤル」まで連絡してください。
ヒアリ相談ダイヤル 0570-046-110
IP電話からは 06-7634-7300 (一般電話)
※受付時間:9時~17時(月、水、金、土、日、祝日(12/29~1/3は除く))
ただし、7月~9月は毎日利用可能です。
ヒアリが発生している地域(中国など)からの輸送コンテナを扱う皆様へ
現在、ヒアリは国内では港湾地域を中心に発見されていますが、コンテナなどに付着して輸送され内陸にも進入する可能性があります。
ヒアリが発生している海外からの輸送コンテナを扱う事業者の皆様は、ヒアリと疑われるアリを見つけた際は、写真を撮影もしくは死亡個体の検体を採取した上で、ヒアリ相談ダイヤルまでご相談ください。
なお、ヒアリかどうかの確定は、専門家が詳しく観察した上で判断する必要がありますが、ヒアリの疑いがあるかどうかは、死亡個体を見れば肉眼で、またはカメラのズームや顕微鏡を使えばおおよそわかることがあります。