第9次和歌山県公害防止計画

第9次和歌山地域公害防止計画について

環境基本法第17条に基づき、平成24年3月に第9次和歌山地域公害防止計画を策定しました。

和歌山県では、これまで昭和50年度から8次にわたり公害防止計画を策定し各種公害防止対策に取り組み、この間、一定の成果をあげてきましたが、さらに河川の水質汚濁等改善を要することから、引き続き、第9次公害防止計画を策定するものです。

概要

  1. 計画策定地域
    和歌山市
  2. 計画の期間
    平成23年度から平成32年度までの10年間
  3. 計画策定に当たっての目標
    当地域における汚染物質等の項目ごとの目標を設定し、各種の公害防止施策の推進により達成する。
  4. 主要課題
    河川の水質汚濁
  5. 主な対策
    下水道、漁業集落排水等の排水処理施設の整備、工場・事業場対策、しゅんせつ・導水等の浄化対策 など
     

(補足)和歌山地域公害防止計画の全文については資料(PDF形式 1,931キロバイト)をご覧下さい。

目次

  • 第1章 計画の概要
    第1節 計画策定の趣旨
    第2節 地域の範囲
    第3節 計画の目標
    第4節 計画の主要課題
    第5節 計画の期間
    第6節 関係法令による地域指定の概要
  • 第2章 公害防止施策
    第1節 主要課題への対応
    第2節 大気汚染対策
    第3節 地下水汚染対策
    第4節 騒音・振動対策
    第5節 監視・観測体制の整備及び調査研究等の充実
  • 第3章 和歌山地域公害防止対策事業計画
  • 第4章 計画の効果的実施
    第1節 計画の推進体制と各主体の連携
    第2節 各種計画との連携
    第3節 計画の進捗状況の点検

第9次和歌山地域公害防止計画の終了について

計画の終了に伴い、和歌山地域公害防止計画の報告書を作成しました。

第9次和歌山地域公害防止計画の終了に伴い、計画に基づく最終報告(評価)として「和歌山地域公害防止計画実施状況等報告書」を作成しました。

報告書の全文については、報告書(PDF形式 3,470キロバイト)をご覧下さい。

なお、昭和50年度の第1次公害防止計画から令和2年度の第9次公害防止計画終了まで各種公害防止対策に取り組んだことから、初期の計画策定時から比較すると、汚染状況が改善されてきています。

今後は、公害防止計画による総合的・広域的な対策から、個別地域で策定される環境保全に関する諸計画に基づき焦点を絞った公害対策を行うことにより、相乗的かつ着実な対策を実施していく予定です。

参考

  • 公害防止計画とは
    公害防止計画とは、環境基本法(平成5年法律第91号)第17条に基づき、現に公害が著しく、又は公害が著しくなるおそれがあり、かつ、公害の防止に関する施策を総合的に講じなければ公害の防止を図ることが著しく困難である地域について、公害の防止を目的として知事が策定する計画です。
  • 公害対策事業に対する財政上の特別措置(「公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」)
    公害防止計画策定地域において、河川のしゅんせつ工事等の公害防止対策事業を実施する場合には、国の財政上の特別措置(国庫補助の割合の嵩上げ、地方債の適債事業の拡大等)の適用を受けることが出来ましたが、「公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」が令和2年度末をもって失効し、特別措置についても終了しました。ただし、個別の事業については失効後一定期間(令和3年度から令和7年度まで)財政措置が利用できることとなっており、今後はこの地方財政措置を利用しつつ、環境保全に関する諸計画を着実に実施していく予定としています。

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