循環型社会について
「循環型社会」について
私たちが目指すもの
20世紀は、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムで成り立っていました。
こうした大量の資源やエネルギーを消費する生活は、私たちにとってたいへん便利で快適なものですが、その一方で、資源の枯渇、環境破壊、廃棄物の処分場の不足など様々な問題が現れています。
これらの問題を解決するために、私たちは社会自体を根本的に見直す必要があります。
できる限りごみを出さず、やむを得ず出るごみは資源として再び利用し、どうしても利用できないごみは適正に処分をする。このような物質の循環が実現され、新たな資源の消費が抑えられて、環境への負荷をできるだけ少なくする社会が、私たちが目指すべき「循環型社会」です。
「循環型社会」
- 廃棄物等の発生の抑制
- 資源の循環的な利用(再使用、再生利用、熱回収)の促進(注意1)
- 適正な処分の確保により、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷が低減される社会
注意1、原則として、以下の優先順位により、対策を推進
(1) 発生抑制(リデュース)・・まず、ごみを減らす(例:マイバッグの持参、詰め替え商品の利用)。
(2) 再使用(リユース)・・繰り返し使う(例:リターナブル容器の利用、フリーマーケットの活用)。
(3) 再生利用(マテリアル・リサイクル)・・再び資源として利用 。
(4) 熱回収(サーマル・リサイクル)・・使い終わったものからエネルギーを回収。
(5) 適正処分・・どうしても処分しなければならないものは、適正に行う。