第49回和歌山県食の安全県民会議
開催日時・場所
日時:令和4年8月17日水曜日午後2時から午後4時
場所:Web会議による開催
議事
- 令和3年度食品衛生監視指導計画の実施結果
- 令和3年度アクションプランの実施結果
- 次期アクションプランについて
- 食の安全基本方針の改定について
委員意見(概要)
令和3年度食品衛生監視指導計画の実施結果について
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委員
5ページには、アイスクリーム類2検体から大腸菌群が検出されたと記載されているにも関わらず、表2には反映されていないのはなぜか。
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県
以前、アイスクリームの基準違反が続いたため、検体数を増やして検査を行っている。公定法では検体採取から4時間以内に処理を行う必要があるが、検体数を増やしたことにより4時間以内に処理できなくなっている。そのため、回収の命令等ができない状態となっている。公定法ではないものの、大腸菌群が検出された事業者については指導を行ったうえで、自主回収をお願いしており、実質的には以前と変わらない方法で行うことができていると考えている。
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委員
4ページの(2)で食品表示に記載のない保存料が検出されたとあるが適切に表示をするようにとのことか。また、その保存料は何か。
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県
保存料はソルビン酸であった。事業者はソルビン酸を使用していたが、表示をしていなかったことが分かったので管轄の保健所が指導を行うとともに、販売されているものは撤去し、表示の修正を行った。
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委員
ソルビン酸が検出されたことで違反となったのではなく、表示がなかったので指導を行ったという理解でよいか。
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県
そうである。
令和3年度アクションプランの実施結果について
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委員
16ページの28番について。消費者との交流で工場見学の受け入れ事業者数13を目標としているが目標達成の見込みや今後の計画はどのようになっているか。
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県
工場見学については年1回開催しており、その実績を計上している。交渉にあたり、協力いただけると確約のとれた事業者についても計上するように考えている。
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委員
10ページ下段の39番について。令和4年度にはほぼ達成の見込みであると説明していただいたが、100%というのは目標であって、ほぼ達成となったらよしと考えるのか。
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県
100%を目指してやっていく。
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委員
12ページの52番について。健康危機管理担当者会議を3回開催するという目標に対し、開催できていないのであれば未評価ではなく、未達成とするべきではないのか。未達成の理由として、新型コロナウイルス感染症対策というのがあげられるのではないか。
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県
未達成とする。
次期アクションプランについて
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委員
次期アクションプランは原則として現行プランの取り組みを引き継ぐとある。現行のアクションプランの期間は新型コロナウイルスの感染期間にかぶっており、そのために目標を達成できていない取組も多々あると思われる。次期アクションプランはいったん、新型コロナウイルスの影響を考えずに目標を立てるのか、それとも考慮するのか現時点で考えがあれば教えてほしい。
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県
新型コロナウイルスの状況は切り離して考えたいと考えている。
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委員
以前のものの継承をするものとこの3年間の状況を見て変えていくものを検討したほうがよいと思う。