水道事業
水道事業
日本に初めて近代水道が造られたのは明治20年(1887年)です。日本が開国し、外国との貿易が盛んになるとともに、水系感染症(腸チフス、赤痢、コレラ等)が流行しました。その感染症を予防するために、安全で清潔な水が求められ水道が普及していきました。
和歌山県内の水道事業は、大正14年4月(1925年)に和歌山市に開設されたのを機に普及していきました。
水道料金
私たちの生活に無くてはならない水道は水道料金によって支えられています。水道料金には、浄水場(水をきれいにするための施設)の運転費や薬品費(消毒等のため)、水道管(水を運ぶための管路)の布設費などの費用が含まれています。
水道事業は市町村運営の独立採算制であり原則税金は使われておりません。
1トンの水を作るために必要なお金は約164円です。
1トン=約1,000リットルとすると、自販機等で売られている500ミリリットルのペットボトルで約2,000本分にあたります。(厚生労働省医薬・生活衛生局水道課より)
水道水の水質
水道水の水質基準は、水道法等により定められており、水道水質の安全を確保するため、生涯にわたって摂取しても人の健康に影響を生じない量をもとに、安全性を十分に考慮して基準値が設定されています。
また、皆様に衛生的で安全な水を届けるために、水道法によって消毒用の塩素を入れることが義務づけられています。
塩素消毒は、消毒効果が大きく、大量の水に対しても容易に消毒できその効果が長く持続することなどがあります。