その他食中毒菌
その他食中毒菌
細菌名 | 菌の特徴 | 予防のポイント |
ウエルシュ菌 | 自然界に広く分布し、芽胞を形成すると加熱に強く、「加熱済みの食品は安全」と言う常識は通用しない。 カレー、スープ、シチュー等大量調理され、長時間放置された食品が原因となりやすい。 |
○前日調理は避ける ○保存するときは底の浅い容器に小分けして、急冷後、冷蔵保存を行う ○原材料などに付着した土壌を調理場に持ち込まない ○再加熱は十分行う |
ボツリヌス菌 | 致死率の高い恐ろしい食中毒菌です。 海水、海泥、陸地の土壌、湖沼の水や魚などに広く分布し、食品への汚染の機会は決して少なくない。 食品中で産生された毒素の摂取によりおこる。菌は芽胞を形成し、熱や消毒薬に強い抵抗性を示す。空気のない状態で発育する。 |
○毒素は熱に弱いので、喫食前の加熱は有効 ○新鮮な原材料の選択 ○原材料の洗浄 |
セレウス菌 | 自然界に土壌細菌として広く分布する。 芽胞を形成すると加熱に強いため、スパゲッティやピラフなどの残りものが原因となることが多い。 症状は、下痢型と嘔吐型がある。 |
○調理済み食品を長時間放置しない ○やむをえず保存するときは低温保存する |