遺伝子組換えの表示

 遺伝子組換え原料を使った食品には、表示が義務づけられています。

大豆、トウモロコシ、ばれいしょ、ナタネ、綿実、アルファルファ、てん菜、パパイヤ、からしなの9種類の農産物と、遺伝子組換え農産物を主な原材料とした加工食品が対象です。

表示の方法

 原材料名欄の対象原材料にカッコをつけて、表示します。

表示例1:大豆(遺伝子組換え)

表示例2:大豆(遺伝子組換え不分別)

表示例3:大豆(遺伝子組み換えでない)

遺伝子組換え表示の区分
原材料の構成 義務の義務 表示方法
遺伝子組み換え農産物を原材料とする 義務表示 「遺伝子組換え」 等
遺伝子組換え農産物と遺伝子組換えされていない農産物が混入する状態で原材料とする場合 義務表示 「遺伝子組換え不分別」 等
遺伝子組換え農産物を原材料としていない場合 任意表示 「遺伝子組み換えでない」※1
「分別生産流通管理済み」※2 等

※1 分別生産流通管理され、混入がないことを確認した場合にのみ「遺伝子組換えでない」と表示できます。

 第三者分析機関による分析、証明する書類等を保管しておく必要があります。
※2 分別生産流通管理をして、意図せざる混入を5%以下に抑えている大豆及びとうもろこし並びに
 それらを原材料とする加工食品に記載ができます。
遺伝子組換えの表示義務がある主な加工食品
対象農産物 加工食品(例)
大豆 豆腐、油揚げ類、凍豆腐、おから、ゆば、納豆、豆乳類、みそ、大豆煮豆、大豆缶詰及び大豆瓶詰、きな粉、大豆いり豆
トウモロコシ コーンスナック菓子、コーンスターチ、ポップコーン、冷凍とうもろこし、とうもろこし缶詰及び瓶詰

ばれいしょ

ポテトスナック菓子、冷凍ばれいしょ、乾燥ばれいしょ、ばれいしょでん粉
アルファルファ アルファルファを主な原材料とするもの
てん菜 てん菜(調理用)を主な原材料とするもの
パパイヤ パパイヤを主な原材料とするもの

補足

  • 「主な原材料」とは、「原材料の重量に占める割合の高い原材料の上位3位までのもので、かつ、下剤量の重量に占める割合が5%以上であるもの」をいいます。
  • しょうゆ、油など、加工後に組み換えられたDNAまたはこれによって生じたたんぱく質が検出できない加工食品については、表示は不要です。

【参考】ゲノム編集技術応用食品

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