第2回地域働き方・職場改革ワークショップを開催しました。
第2回目となる「地域働き方・職場改革ワークショップ」を開催しました。
本ワークショップは、大学生、企業団体、国、地方自治体が一体となり、
若者や女性に選ばれる職場/地域とは何かをテーマに、対話を通じて考えることを目的としています。
今回は、前回のワークショップで整理した「若者が選びたくないと感じる企業の特徴」を出発点に、
選ばれる企業になるために何ができるのかを考える実践的な回としました。
(1)開催日時
令和7年12月9日(火)16:00~17:30
(2)会場
和歌山県庁南別館2階「防災対策室」
(3)講師
株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント 大畑 愼護 氏
アイスブレイクから始まる、立場を越えた対話
ワークショップの冒頭では、参加者同士がリラックスして意見交換できるよう、
「もし自分が社長になったら、どんな職場にしたいか」をテーマにしたアイスブレイクを実施しました。
学生や企業といった立場の違いを越えて、それぞれの思いや価値観を共有することで、会場は自然と打ち解けた雰囲気に包まれていました。

宿題の共有から、課題を深掘りする
前回のワークショップ終了時に出された
「自分たちのチームで扱った課題について、解決に向けた具体的なアイデアを考えてくる」
という宿題について、まずはグループ内で共有しました。
参加者からは、
-
自社で実践できそうな小さな取組
-
制度以前に必要な意識やコミュニケーションの工夫
-
学生の立場から見た率直な疑問や期待
など、多様な視点の意見が出されました。

「できそうなアクション」を考えるワーク
後半では、課題の要因を整理したうえで、
「これなら自分たちでもできそう」と思える具体的なアクションを考えるワークを行いました。
完璧な解決策を目指すのではなく、「まず一歩として何ができるか」「自分の立場で変えられることは何か」
を意識して話し合うことで、現実的で前向きなアイデアが多く生まれました。
グラフィックレコーディングで見える化
当日の議論の内容は、グラフィックレコーディングによって可視化しました。
言葉や写真だけでは伝わりにくい参加者の気づきや対話の流れが、イラストとキーワードで整理され、
振り返りや今後の検討につながる記録となっています。

【グラフィックレコーディング作者:mozu】
次回に向けて
アンケートでは、
-
他の企業や学生の意見を聞けて参考になった
-
若者の受け止め方をもっと知りたい
-
さらに踏み込んだ対話をしてみたい
といった声が多く寄せられました。
次回の第3回ワークショップでは、今回考えたアクションの実践結果や気づきを共有しながら、
チーム形式でのワークを中心とし、 参加学生の声を現場に活かせるような場としたいと考えています。


