令和4年 地価公示に係る県公表資料
地価公示について
地価公示は、都道府県が実施する地価調査とともに地価の公的評価体系をなすもので、地価公示法に基づいて国土交通省土地鑑定委員会が、毎年1月1日を価格時点として標準地の正常な価格を判定し、公示するものです。
和歌山県では、国土交通省から提供された県内の地価データを独自に集計して公表しています。
地価公示制度及び全国の地価の動向については、国土交通省HP(外部リンク)を、各地点の価格については土地総合情報システム(国土交通省)(外部リンク)内の標準地・基準地検索システム(外部リンク)をご参照ください。
令和4年地価公示の県内の実施状況
都市計画区域の指定がある9市14町において、18名の不動産鑑定士により実施されました。
調査地点数は昨年と同じ180地点となっています。うち選定替地点が1地点、昨年からの継続地点数は178地点です。
令和4年地価公示和歌山県内結果
- 平均変動率は、全用途、住宅地、商業地ともに平成4年から31年連続の下落である。
- 平均変動率の下落率が、全用途、住宅地は横ばい、商業地は拡大した。
- 価格上昇地点が、住宅地は昨年の4地点から5地点、商業地は昨年の1地点から2地点に減少した。
- 価格上昇地点があるのは、住宅地で10年連続、商業地で9年連続である。
- 和歌山市の商業地の平均変動率が、2年連続の下落で、下落率は拡大した。
1 全体
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全用途の平均変動率は△1.2%で、平成4年から31年連続の下落である。
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全用途の下落率は、昨年10年ぶりに拡大したが、本年は昨年と同じ△1.2%で横ばいとなった。
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前年からの継続地点178地点のうち、価格が上昇した地点は7地点、横ばいの地点は34地点、下落した地点は137地点となっている。
2 用途別
(1)住宅地
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平均変動率は△1.3%で、平成4年から31年連続の下落である。
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下落率は、昨年と同じ△1.3%で、横ばいとなった。
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価格上昇地点は、5地点(和歌山市1、海南市1、田辺市1、上富田町1、串本町1)で、価格上昇地点があるのは10年連続である。
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価格上昇地点は、津波被害の想定区域外の高台や区画整理された地域の地点である。
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価格横ばい地点は、15地点(和歌山市11、田辺市1、岩出市1、白浜町1、上富田町1)である。
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上富田町の平均変動率は0.5%であり、8年連続で価格が上昇している。
(2)商業地
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平均変動率は△1.2%で、平成4年から31年連続の下落である。
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下落率は、昨年に引き続き2年連続で拡大となった。
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価格上昇地点は、和歌山市の2地点で、価格上昇地点があるのは9年連続である。
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価格上昇地点は、和歌山市松島と和歌山市秋月で、近隣の商業ゾーンの開発や道路整備による交通量の増加による活性化の期待が高い地域周辺の地点である。
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価格横ばい地点は、17地点(和歌山市16、橋本市1)である。
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和歌山市の平均変動率は、昨年△0.1%で7年ぶりに下落に転じ、本年△0.3%で2年連続の下落となり下落率は拡大した。
(3)工業地
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平均変動率は△0.6%であり、昨年より下落率は縮小した。
(4)参考(平均変動率の全国・近畿内順位)
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都道府県別の本県の全国順位(変動率が高い順)は、住宅地が47位(昨年44位)、商業地が43位(昨年27位)である。
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近畿地方(2府4県)の中では、住宅地は6位(昨年5位)、商業地は6位(昨年3位)である。
その他公表資料
令和4年地価公示市町別平均価格及び対前年平均変動率(PDF形式 30キロバイト)
累積変動率及び最高価格地点の価格の推移(PDF形式 2,322キロバイト)
公示価格・変動率順位表(上位5地点)(PDF形式 437キロバイト)