平成30年和歌山県地価調査
・県全体の平均変動率は、住宅地は平成3年から28年連続の下落であり、商業地は平成4年から27年連続の下落である。
・住宅地及び商業地の下落率は、平成24年から7年連続で縮小している。
・価格上昇地点は、住宅地は昨年の16地点から11地点に減少、商業地は昨年の6地点から5地点に減少した。
・価格上昇地点があるのは、住宅地で6年連続、商業地で5年連続である。
・和歌山市の商業地は、平成28年から3年連続で価格が上昇した。
1 全体
[調査地点数:225(うち林地、選定替え地点を除く全用途:222)]
- 林地を除く全用途の対前年平均変動率は△1.3%で、昨年(△1.6%)よりも下落率が縮小している。
- 前年からの継続地点222地点のうち、価格が上昇した地点は17地点、価格横ばいの地点は33地点、価格が下落した地点は172地点となっている。
2 用途別
(1)住宅地
概況
-
県全体の対前年平均変動率は、△1.4%である。平成3年から28年連続の下落であるが、昨年(△1.6%)より下落率は縮小している。
- 価格上昇地点は、11地点(和歌山市5、田辺市2、岩出市2、白浜町1、串本町1) である。
- 価格横ばい地点は、17地点(和歌山市10、田辺市3、新宮市1、紀の川市2、串本町1)である。
価格上昇地点の要因
-
居住環境の選好性が高く、道路による交通アクセスが充実している地域や近隣に商業地や公共施設があり利便性が高い地域等で価格上昇が見られる。
- 紀南地方の津波被害のリスク等が懸念される地域では、高台の住宅地で価格上昇がみられる。
(2)商業地
概況
- 県全体の対前年平均変動率は、△1.1%である。平成4年から27年連続の下落であるが、昨年(△1.3%)よりも下落率は縮小している。
- 価格上昇地点は、和歌山市の5地点である。
- 価格横ばい地点は、12地点(和歌山市10、岩出市2)である。
-
和歌山市の対前年平均変動率は、0.2%であり、平成28年から3年連続で価格が上昇している。
価格上昇地点の要因
- 和歌山市では、中心部の施設が集積している地域や幹線道路沿いの利便性が良く、集客力の高い地域で価格上昇が見られる。
(3)工業地
-
県全体の対前年平均変動率は、△1.3%であり、昨年(△2.5%)より下落率が縮小している。
(4)参考(平均変動率)
-
都道府県別の本県の全国順位(上昇率の高い順)は、住宅地が39位(昨年38位)、商業地が33位(昨年30位)である。
- 近畿地方(2府4県)の中では、住宅地、商業地ともに6位である。
地価調査資料
- 平成30年和歌山県地価調査の実施状況(PDF形式 231キロバイト)
- 平成30年和歌山県地価調査結果の概要(PDF形式 1,305キロバイト)
- 平成30年地価調査基準地標準価格及び対前年変動率一覧(PDF形式 154キロバイト)
その他資料
平成25年から付近案内図を廃止しました。個々の基準地の位置情報については、国土交通省の標準地・基準地検索システム(全国)(外部リンク)、または和歌山県地理情報システム内の地価調査・地価公示調査地点地図で確認できます。
- 平成30年和歌山県地価調査の実施状況【PDF形式 83KB】
- 基準地価格等一覧表の見方【PDF形式 72KB】
- 平成30年和歌山県地価調査の基準地の標準価格等
- 参考資料
- 第1表 市町村別・用途別平均価格【PDF形式 34KB】
- 第2表 市町村別・用途別対前年平均変動率【PDF形式 38KB】
- 第3表 用途別平均価格及び対前年平均変動率の推移【PDF形式 38KB】
- 第4表 住宅地の価格水準上位地点
第5表 商業地の価格水準上位地点
第6表 住宅地の対前年価格変動率上位地点
第7表 商業地の対前年価格変動率上位地点
第8表 住宅地の対前年価格変動率マイナス上位地点
第9表【PDF形式 53KB】 - 第10表 地価公示の標準地と同一地点である基準地一覧
第11表 林地の類型別価格及び対前年変動率【PDF形式 28KB】 - 第12表 基準地別地価の推移(平成14年~平成30年)【PDF形式 90KB】
- 附録