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和歌山県観光立県推進条例の制定


座長あいさつ

座長の写真

今般、観光振興に係る条例案検討会委員により「和歌山県観光立県推進条例」を提案し、議決されたところです。
 観光は、農林漁業、製造業、サービス業など幅広い分野にわたるすそ野の広い産業であり、その振興は、交流人口を拡大させ、地域経済の活性化や雇用の増大をもたらすものです。
少子高齢化が進む本県にとって、県勢の浮揚を図るためには、観光を本県経済のリーディング産業となるよう育成し、観光立県の実現をめざすことが必要です。  
本県には、豊かな自然や世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に代表される貴重な歴史や文化、食、温泉など、国内外に誇れる魅力がたくさんあります。 これらの資源を生かし、観光立県を実現させるには、行政や観光関係者はもとより、県民一人一人が、観光客を温かくお迎えしていただくなど、観光振興の担い手として主体的に取り組んでいただくことが必要です。
私ども検討会では、県民総参加で観光振興を進めるためのよりどころとなる条例の策定を目指し、精力的に検討を進めました。
条例の主な内容は、第1に、基本理念として、「観光の重要性を認識すること」、「観光客一人一人の視点に立った魅力ある観光を提供すること」、「自信と誇りを持って郷土の魅力を発信すること」、「観光客一人一人が楽しめるおもてなしをすること」、「生活環境、景観などとの調和に配慮すること」を定め、県民総参加で観光振興に取り組むことにより観光立県の実現を図ることとしました。
第2に、県、県民、観光事業者、観光関係団体の責務や役割を明らかにしました。
第3に、県は、基本方針に基づき、観光振興に関する施策を総合的に策定し、実施することとしました。この基本方針には、「郷土の自然、歴史、文化などの学習の機会の提供」、「ニューツーリズムの創出と普及」、「海外からの観光客の誘致」、「人材の育成」、「安全・安心・快適な環境の整備」等を規定しました。
第4に、県の施策の実施に当たっては、「観光振興実施行動計画」を定めるとともに、計画とその実施状況を議会に報告することとしました。
第5に、県民総参加による観光振興に取り組む意識を高めるため、「観光週間」を設けることとしました。
この条例の下、県民総参加による観光振興の取組が推進され、笑顔あふれる元気な和歌山が実現されることを願っています。
条例策定に当たり、検討会、パブリックコメントに際し御意見をいただくなど御協力いただきました関係各位に心から感謝と御礼を申し上げます。

平成21年12月17日

観光振興に係る条例案検討会

座長 小川 武

条例文・概要

観光振興に係る条例案検討会

  • 条例案検討会の委員
座長 小川 武 自由民主党県議団
副座長 泉 正徳 自由民主党県議団
委員 山本 茂博 自由民主党県議団
委員 浅井 修一郎 自由民主党県議団
委員 須川 倍行 自由民主党県議団
委員 中村 裕一 自由民主党県議団
委員 藤本 眞利子 真わかやま
委員 山下 大輔 真わかやま
委員 松坂 英樹 日本共産党県議団
委員 角田 秀樹 公明党県議団

(注)

現在、この検討会は設置されていません。

記載の所属会派は、検討会設置当時のものです。
 

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