紀の国森づくり税条例・紀の国森づくり基金条例の制定
目的
本県の豊かな森林は、林業経営の中で適切に管理が行われてきました。しかし、林業経営を巡る厳しい状況の下で、間伐等の森林整備が十分に行われなくなっており、森林の荒廃が進んでいます。もはや、林業経営者のみの努力では、森林の公益的機能を守ることが 困難な状況となっています。そこで、紀の国森づくり税は、従来の森林・林業振興施策に加え、この税収を活用した森林環境を守るための新たな施策の展開を図るほか、その取組を通じて県民意識の一層の高まりを期することを目的としています。
税額
県民税均等割額に加算
- 個人:年額500円
- 法人:均等割額の5%
附帯決議
紀の国森づくり税の使い途については、
- 県民が知ること
- 県民が理解すること
- 県民が参画すること
を基本理念とし、紀の国森づくり基金運営委員会に諮り、森林の公益性を重視した和歌山らしい特色ある新規事業に充てること。
実施期間
平成19年度~平成23年度(5年間)
・社会経済情勢やこの税にかかる財政需要などの変化により一定期間後の見直し(平成24年と平成29年にそれぞれ5年間延長)
議員提案
全国初の議員提案による税条例