うめ
主な収穫・出荷時期
和歌山県西牟婁地域
- 青梅
南高:6月上旬から6月下旬
古城:5月下旬から6月上旬 - 漬け梅
南高:6月中旬から7月上旬
(白干しにして通年出荷) - 主な産地
田辺市、上富田町、白浜町(旧日置川町)
品種
- 南高(なんこう)
紀南発祥の品種。樹上完熟させて漬け梅用に利用すれば品質の良いものができるため、漬け梅の代表的な品種です。また、青採りすれば梅酒用等にも適しています。果皮にほんのり赤みがさし、果肉のやわらかいのが特徴です。特に紀南産のものは種が小さく、果肉が厚くてやわらかいなど高品質です。
- 古城(ごじろ)
紀南発祥の青採り品種。栽培はほとんど紀南地域でしかされておらず、地域限定の品種です。果汁量が多いため、梅酒用に適しています。収穫時期が南高より早いため、消費者の皆さんへいち早く初夏を届けることができます。
味かげんや体・物事の具合をさして「塩梅(あんばい)」という言葉を使いますが、この語源は梅を漬けるときの塩かげんのことです。和歌山県では梅干しを作るとき果実の重さに対して18パーセントから20パーセントの塩で漬けるのが「丁度ええ塩梅よ(和歌山弁)」となります。
南高うめの果実
古城うめの果実