「有田圏域版嚥下調整食早見表」、「有田圏域版嚥下調整食品取扱薬局・薬店」について
有田保健医療圏では、平成23年度から本県で開始された医療と介護の連携強化事業として、有田地方介護連携の会と連携、協働し、医療と介護の関係者間で情報や問題意識の共有、課題の抽出、対応等についての検討し、医療と介護のネットワークの構築を図っています。
高齢者に起こりやすい誤嚥や窒息、低栄養等を予防するため、高齢者一人ひとりの摂食嚥下機能に合わせた形態での食事の提供が、とても重要です。しかし、病院や高齢者施設の高齢者の食事栄養管理はそれぞれ独自の基準により、食事の名称や食材の大きさ・調理方法を定めており、他の施設で提供される食形態が把握出来できていない状況にありました。
そこで、医療と介護の連携強化事業として、有田保健医療圏域の病院・介護保険施設で提供している嚥下調整食を、「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」を基準に分類した「有田圏域版嚥下調整食早見表」を作成し、高齢者が病院や施設を転院・転所する際、次の場所でも対象者に適した食形態がスムーズに引継出来るようにしています。
さらに、食事に工夫が必要な方の食を地域で支援できるよう、有田圏域内の薬局・薬店にご協力いただき、「有田圏域版嚥下調整食品取扱薬局・薬店」を作成しました。