有田の自然環境調査
有田の自然環境調査
地域の隠れた魅力「自然環境保全に向けた取組」
和歌山県には魅力ある資源がたくさんあり、自然環境はその大きな一角を占めています。有田地域においても、素晴らしい自然に恵まれていることから、自然公園については4箇所、県自然環境保全地域については1箇所指定されており、一定の規制を設けることで保護・保全を図っています。このほか、貴重・希少な植物や環境省選定の重要湿地もありますが、規制がなく、一般にあまり知られていない状況にあります。
そこで、有田振興局では、管内の保護・保全すべき自然環境として、平成23年度から平成24年度にかけて「植物群落」等について、平成26年度には「地形・地質」について、現地調査を行い、調査結果を資料として取りまとめました。
この資料をきっかけに、多くの人に守るべき自然が身近にあることを知ってもらうことで、自然環境保全の一助になるものと考えています。
調査内容
1 和歌山県レッドデータブック(植物群落)
和歌山県では、貴重な自然の状況を把握し、県として保全の対象とすべきものを明らかにするため、「保全上重要なわかやまの自然 和歌山県レッドデータブック」を発行しています。
このうち、過去に知らずに伐採されるなどの事案が生じている有田振興局管内の「植物群落」について、周知等により保全する必要があると考え、調査を実施しました。
2 重要湿地
環境省では、湿原、河川、湖沼、干潟、藻場、マングローブ林、サンゴ礁など、生物多様性保全の観点から重要な湿地について500箇所選定しています。
このうち、有田振興局管内では、2箇所選定されています。
3 天然記念物(植物)
天然記念物については、教育委員会の所管ですが、有田地域の自然環境の重要な構成要素であると考えられることから、併せて調査を実施しました。
4 和歌山県レッドデータブック(地形・地質)
和歌山県では、貴重な自然の状況を把握し、県として保全の対象とすべきものを明らかにするため、「保全上重要なわかやまの自然 和歌山県レッドデータブック」を発行しています。
植物群落のみにとどまらず、地形・地質についても調査を実施しました。
調査結果資料
年度 |
ダウンロードファイル |
ファイル形式 |
---|---|---|
平成24年度 |
表紙・目次
|
|
平成26年度 |
表紙・目次
|
リンク
県レッドデータブックは和歌山県レッドデータブック(2022年改訂版)(県自然環境課ホームページ)をご覧ください。