令和3年度「こころの研修」を開催しました。
令和3年度伊都地方人権尊重連絡協議会「こころの研修」講演会を開催しました。
伊都地方人権尊重連絡協議会では、下記のとおり「こころの研修」を実施しました。
和歌山県では同和問題解決のため、国や市町村、県民の皆さんと一体となって様々な取組を行ってきました。その結果、同和問題は解決に向かっていますが、今もなお、不動産購入などに際して同和地区の所在を調査したり、行政機関に問い合わせたりする事例や、個人を誹謗中傷するなどの部落差別が発生しています。また、近年は、同和地区やその関係者に対する誹謗中傷などのインターネット上への差別書き込みが問題となっている現状の中、講演を通じ同和問題を正しく理解し、 差別のない明るい社会を実現を目指すことを目的として、当講演会を開催しました。
また、コロナ禍でに開催となったため、当講演はyoutube上にて、オンラインによる開催としました。
〇視聴感想
動画を視聴された方からは、下記のような感想をいただきました。
・マイクロアグレッションという言葉を初めて知りました。日常の生活において、知らず知らずのうちに見過ごしそうな内容だと思いました。
・同和問題について今までは、元校長先生など、比較的高齢の方が「昔はこうだった…」というお話を聞くことが多かったが、同和教育が終了した後の若い世代の実体験を、現在のネット社会、差別と関連して伺うことができて、よかったと思いました。定期的に考える機会があると思いなおすことが出来て良いと思います。
・差別はした人とされる人、2者の問題ではなく、周りの人間が安全な社会に関わる自分のこととして考え、行動していくことが大切だと学びました。人権って範囲が広いと思っていましたが、マイノリティへの理解という基本的なことから始まるのだと思いました。
・若い方でも身近に差別を感じて生活してきたという体験を聞き、差別意識というものが、根強く残っているのだと思いました。
・よりよい社会にするためには、現実の問題を直視して色々な意見や考え方を、より多く学ぶ事が、大切だと思った。そして、逃げずにそういった問題に普通に対峙していかなければと思います。