保健所だより(エイズ)
HIVとエイズという病気について
1 HIVとエイズ
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は主に3つの経路で感染します。
- 性行為による感染(コンドーム無しの性行為、オーラルセックス(口腔性交)等)
- 血液を介しての感染(薬物注射器のまわし打ち等)
- 母子感染
(補足)お母さんがHIVの治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を抑えることが可能です。
HIVは感染力が弱く、性行為以外の日常生活で感染する可能性はまずありません。
HIVに感染した人を刺した蚊に刺されても大丈夫です。
感染者が使用したトイレやお風呂、つり革からも感染はしません。
正しい理解に努めましょう。
では、エイズ(AIDS・後天性免疫不全症候群)とは。
HIVの感染後、自覚症状のない時期(無症候期)が数年から10年以上続き、さらに進行すると、病気とたたかう抵抗力(免疫)が低下し、さまざまな疾患を引き起こします。この疾患のうち、指標となる決められた疾患を発症した時点で、エイズ発症となります。
エイズ発症は、きちんと治療することで予防や遅らせたりすることができます。
発症しても治療で免疫力を再び強めることもできます。
しかし、そのためにはHIV感染に気づくことが大切です。
HIV感染は、検査をしないとわかりません。
- こちらも参考にご覧ください。
これだけは知っておきたい。HIVエイズの基礎知識(PDF形式 2,109キロバイト)
2 性交渉をした経験のある方はHIV抗体検査が必要です。
特に以下の1つでも当てはまる項目がある人は早めの検査が必要です。
- 相手が陰性かどうかわからない人とセックスをした。
- コンドームを使わないでセックスをしたことがある 。
- 月経中や肛門性交など、出血を伴うセックスをした。
- クラミジアなど他の性感染症にかかったことがある。
3 海南保健所でのHIV抗体検査について
海南保健所でもHIV抗体検査を行っています。
(補足)詳しくはHIV抗体検査についてのページをご覧ください。
- 保健所で匿名・無料で検査を受けることが出来ます。
- 匿名実施のため結果通知は口頭のみで証明書は出せません。
- 検査は、感染の恐れのある行為のあった日から約3ヶ月以上たってから受けましょう。
検査は、通常検査と即日検査の二種類があります。
通常検査について
- 通常検査は第2第4月曜日 午前9時30分から午前10時30分受付(要予約)のクリニックで実施。
- 検査結果は2週間後(5週ある月は3週間後)のクリニック時に来所いただき、ご本人へ直接お伝えします。
- 希望により、性行為感染症の検査(梅毒、クラミジア、B型肺炎・C型肝炎等)も同時に受けることが出来ます。
即日検査について
- 即日検査は、各偶数月の第4月曜日 午後5時から午後7時に実施されます。(要予約)
- 検査結果はその日のうち(約1時間後)にお知らせします。
(注意)ただし、確認検査が必要と判定された場合には、1週間後から2週間後となります。 - あらかじめ電話で予約が必要です。(予約受付 平日午前9時から午後5時45分(土曜、日曜、祝日、祭日除く))
(注意)ただし、1日に検査可能な人数を超えた場合は予約をお断りする場合があります。 - 即日検査では、性行為感染症の検査を同時に受けることが出来ません。
お問い合わせ・検査予約について
海南保健所 総務健康安全課 073-482-0600(代表)にお電話ください。