ヒナをひろわないで
落ちている野鳥のヒナを見かけたら
ヒナを拾わないでください。親鳥が近くから見守っています。
ヒナが地面でひとりぼっちでいたら心配になると思います。
でも、ヒナを拾って持って帰ることはしないでください。
親鳥は近くから見守っています。ヒナを持ち帰ってしまうと「誘拐」となってしまいます。
親鳥は人間がいると近づけません。だから、すぐにその場を離れるようにしましょう。
ヒナにとって、飛び方やエサの取り方を教わる重要な時期なので、親鳥の元に戻してあげる御協力をおねがいします。
よくあるお問い合わせ
質問 ヒナが羽をばたつかせているけど、飛んで行かない。ケガをしてるのではないですか。
- 回答
巣立ち直後のヒナは十分に飛ぶ力がなく、地面でばたついていることが多々あります。徐々に力をつけて飛ぶことができるようになるので、見守ってあげてください。
質問 車やネコがよく通るので、ヒナが危ない。
- 回答
そんなときは近くの茂みの中に移してあげてください。ネコが気になるときは木の上にとまらせてあげたり、カップめんの容器などを巣のかわりに木や壁に設置してそこにヒナを入れてあげてください。
質問 ヒナを触ってしまって、人間のニオイがついてしまいました。
- 回答
多くの鳥は嗅覚があまり発達していませんので、人間のニオイがついても問題ありません。
質問 人がヒナを育てることはできませんか。
- 回答
ヒナに適切な量のエサを与え続ければ育てることはできるかもしれません。しかし、巣立ち直後のわずかな期間で、エサの取り方や身の守り方を親鳥から学びます。自然のなかで自立するためには、親鳥に育てられるのが一番なのです。