ダニによる感染症
ダニによる感染症
農作業や庭仕事や畑仕事のほか、登山やレジャーなど、野外で活動をする際には、ダニに咬まれないよう予防しましょう。
感染症 | 感染する経路 | 発生する 時期 |
潜伏期間 | 症状 |
---|---|---|---|---|
つつがむし病 | ツツガムシ病リケッチアを有するツツガムシの幼虫に刺される |
春から初夏 秋から初冬 |
5日から14日 | 風邪様症状(頭痛、倦怠感、寒気)、発熱、米粒・小豆大の紅斑(顔、手足、体幹)、刺し口 |
日本紅斑熱 | 日本紅斑熱リケッチアを有するマダニに刺される | 4月から11月 | 2日から8日 | 風邪様症状(頭痛、倦怠感、寒気)、発熱、米粒・小豆大の紅斑(顔、手足(手のひら)、体幹)、刺し口 |
SFTS | SFTSウイルスを有するマダニに刺される | 4月から11月 | 6日から14日 | 発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)、時に頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血性症状 |
(補足)ツツガムジ:ダニの一種
ダニ吸着の予防法
- 長袖、長ズボンなどを着用し、ズボンやシャツの裾を入れ込むなど,皮膚の露出を避ける。
- 作業後、衣服をよくはたき、帰宅後入浴して身体をよく洗い、ダニに刺されていないか確認する。
吸血中のマダニを見つけたら、できるだけ医療機関で処置しましょう。
- マダニ類は体部をつまんで引っ張ると、口器がちぎれて皮内に残ってしまうことがあるため、口器を残さない方法での除去が必要です。
- マダニが病原体を持っている場合もあるので、マダニはつぶさず慎重に除去する必要があります。
症状が出たら、速やかに医療機関を受診しましょう。