森林整備課の施策
予算
-
令和5年度予算
52億9,296万円(21事業)(一般・特別会計の合計 職員費は除く)
-
(内訳)
-
令和5年度当初予算 46億2,208万円(20事業)
-
令和4年度補正予算 6億7,088万円( 4事業) ※3事業が令和4年度当初事業と重複
重点施策
1 林業・木材産業の成長産業化
植栽や保育に係る費用を抑え循環型林業を推進するため、伐採から植栽までの一貫作業システムやエリートツリー植栽の普及を図る。
低コスト林業及び循環型林業の推進
- 伐採から植栽までの一貫作業システムの推進
- エリートツリーを植栽するなど育林コストの縮減を推進
- ドローンを活用した低コスト造林の推進
- 上記の取組に必要な試験・研究の推進
2 多様で健全な森林づくり
水源の涵養や県土の保全等、多面的機能を発揮する森林を守り育て、次の世代へ引き継いでいくため、貴重な森林等の保全、生育の悪い人工林の広葉樹林化や花粉の少ない森林づくりを推進するとともに、多様な主体による森林保全の取り組みを進める。
(1)多面的機能の維持・増進
- 森林の持つ多面的機能の維持・増進を図るため、森林ゾーニングを踏まえた「再造林や間伐」及び「生育の悪い人工林の広葉樹林化」を促進
- シカ害やナラ枯れなどの病虫獣害対策の推進
- 森林資源の循環利用、伐採後の再造林放棄地の解消を促進するため、コンテナ苗の生産拡大需要拡大を推進するなど低コスト造林の確立
- 特定母樹などの花粉症対策苗木の生産拡大(母樹園整備)
- 寄附受入れによる天然林の保全
- 上記の取組に必要な試験・研究の推進
(2)多様な主体による森林づくり
- 「企業の森」による環境保全活動を推進するため、参画企業の積極的な誘致活動の実施
- 紀の国森づくり基金を活用し、森林環境の保全や森林と共生する文化の創造に関する施策の推進
- 緑の募金事業等による緑化運動や森林学習を通じて、県民全体への緑化意識の啓発
-
「和歌山の森林及び樹木を守り育てる条例」の基本理念に基づき、県・市町村・県民が一体となった森林や樹木の保全、育成活動の推進
(3)山地災害の防止
-
新たな荒廃山地の早期復旧と平成30年台風災害等の計画的な復旧と山地災害危険地区の防災対策を推進
- 保安林の適正な配備と管理を徹底し、保安林の公益的機能の維持増進
3 森林におけるカーボンニュートラルの推進
二酸化炭素の吸収や県土の保全、水源の涵養等、森林の多面的機能を増進させるため、間伐や主伐後の再造林等の森林整備、「企業の森」などの多様な主体による森林づくりを進めるとともに、森林クレジット制度も活用した循環型林業を推進する。
-
森林の持つ多面的機能を発揮させるための森林整備を支援
- 企業のCSR活動等による森林環境保全活動の推進
- 県有林においてカーボンクレジットの認証取得に向けた取り組みを実施
- 治山事業における紀州材の利用推進