紀の国森づくり基金活用事業平成23年度使途
紀の国森づくり基金 平成23年度の使途
平成23年度紀の国森づくり基金の使途をお知らせします。
平成23年度予算額345,000千円に対し、使用した金額は157,938,243円でした。
なお、平成23年度末基金積立額は267,816千円となりました。基金積立額との差額109,878千円は平成24年度以降の事業に使用いたします。
区分 | 管轄 | 応募団体 | 事業名 | 事業目的、内容 | 補助額 (円) |
写真等 資料 |
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一次公募 | 海草 | 和歌山市 | 森林公園整備事業 | 和歌山市では、関空土砂採石跡地の一部を、森林公園として復元改革を進めており、基金事業以外でも、市民ボランティアの協力(苗木等寄附)を得ながら植樹を例年行って来ているが、関空土砂採取跡地は広大であり、安全面等から自由な出入りを制限せざるを得ない状況で、植樹された方々も、自由に樹木の維持管理を行う状況にはない。今回の木製階段の整備は、森林公園として復元させる計画エリアに公道からアクセスするために設置し、整備後は森林公園エリアを限定し、多くの市民が自由に、安全に、森林公園内を散策出来るようにする。
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9,996,000円 | |
一次公募 | 海草 | 和歌山市 | 木工体験教室 | 和歌山市民の多くは、身近で山野に親しむ場が少なくなっており、自然や森林本来の大切さがうすれつつある。この事業では「木工体験教室」を実施し、まず森林の現状やその働きから始まり、木工体験で使用する木材が丸太からどのようにして板材や角材になるのか、そして木材利用の重要性まで学習したうえで、実際に木に触れてもらい、木の暖かさなどを体験する機会を提供した。
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536,100円 | |
一次公募 | 海草 | 和歌山市 | お城の森をまもり・育てる事業 「虎伏の森再生事業」 |
和歌山公園の森「虎伏山」は、市街地の貴重な緑地地帯として多くの市民の憩いの場となっているが、手入れがなされていないことから、森林の整備を行い城と調和した森林景観の創出した。また、市民参加で、間伐材等によるベンチの制作設置、植樹作業等を行った。
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2,338,986円 | |
一次公募 | 海草 | 水軒の浜に松を植える会 | 水軒の浜の松林を再生する事業(第4期) | 水軒の浜は、海の埋め立てによって、潮害防備林も解除され、放置された結果、荒廃している。ここに国の史跡に値する石積みの堤防が発掘されたのを契機に「史跡石積堤防」、「白砂青松」、「健康推進」をテーマとする松林を再生する。これにより堤防の保存展示とともに市民の憩いと健康推進に寄与出来る歴史公園を実現する。事業全体は約2Kmの水軒の浜に5年計画で松を植栽。このための、「水軒の浜の清掃」「水軒の浜シンポジューム」「水軒の浜の雑草、雑木の撤去と整地」「中学生及び会員による松の植栽」を実施。
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1,099,970円 | |
一次公募 | 海草 | 西浜中学校同窓会 (浜友会) |
紀州の森を学び、間伐と木工体験を実践し間伐材で”健康ひろば”の施設を作ろう | 平成20年度から整備を行っていた水軒の浜について、前回設置した「健康ひろば」を充実させ、多くの方たちに利用していただくために事業を行った。また、次世代を担う子どもたちに間伐体験を通じ、森林の大切さを学び、興味を持ってもらい伝承してもらうことを目的としている。
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704,418円 | |
一次公募 | 海草 | 特定非営利活動法人 きのくに子どもNPO |
森づくり体験とプレーパーク | 森づくりを考える機会が少ない子どもたちが、森を作る・森を活用する・木を利用するなど実際に体験することで、森林環境を学び、森と共生する生き方を考える機会をつくる。
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355,445円 | |
一次公募 | 海草 | 特定非営利活動法人 和歌浦湾海業 |
沖見の里整備・植樹 | 和歌山を愛し、貢献できる人間、真の和歌山の底力を育てることを基本目的とし、旧雑賀崎小学校跡地と接続する公園の山道の整備やヤマザクラ・栗等の植栽を行った。
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350,500円 | |
一次公募 | 海草 | 和歌山木材協同組合 | 国産材(特に、紀州材)の「良さ」普及啓発事業 | 近年、地球環境問題が連日マスコミ等で取り上げられるようになり、一般県民の関心も高くなってきている。しかしながら、地球環境問題の内容、特に地球温暖化のメカニズムと地球温暖化に果たす森林の役割が正しく理解されている人は多くないと思われる。そのため学校、保育園等において、国産材(特に紀州材)の良さ(1)温湿度調整機能(2)CO2固定機能等を、パンフレット等によりわかりやすくすると共に、紀州材で制作した「積み木」で遊ぶことにより、木のもつ接触感特性を体感してもらう。更に実際に森に案内して森林の持つ機能、生物多様性などについて体験学習をする。 参加者数500人 |
1,314,300円 | |
一次公募 | 海草 | 球星クラブ | 森林や自然とふれあい体験・学習する会 | 間伐作業や木工体験、林間ウォーキングやボランティア清掃など、自然を時分の目で見て、触れ、感じ、体験することで自然(森林)に関心を持ち、学び、その必要性や重要性を認識するとともに、日頃の生活で忘れかけている「気付き」を大切にしてもらう。 親子森林講習と間伐体験 木工体験及びボランティア清掃 体験復習(感想文作成など) 参加者数78人 |
423,000円 | |
一次公募 | 海草 | 海南市 | 「雨の森で学ぶ、つくる、いかす」 | 森林とふれあう体験が不足している市内の小学生に、「森づくり」は「エコづくり」に繋がることを身体で体験してもらい、木を伐ることが自然破壊と思っている子供達に木材は地球環境に優しいこと、そして再生可能な資源であることを「雨の森」森林公園を活用して学習させた。また、間伐体験で伐採した材は、小学校でベンチ等に活用するとともに、小学生の指導を担う人材を育成するため、海南市内の希望者を対象に育成研修を実施した。
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3,326,081円 | |
一次公募 | 海草 | 海南市 | わんぱく公園の森改造計画 | わんぱく公園の森を、来園者が憩い、楽しみ、森林の仕組みの勉強ができる活用価値の高い森へと改造するため、長年手入れを施していないヒノキの植林地を中心に間伐を行い、明るく皆が集いやすい森に作りかえることにより、県民が森と親しみやすいようにした。また、公園内の森林に自生する希少動植物の説明看板を適地に設置するとともに、植物、昆虫、鳥類等の観察会を開催し、自然資源の有効な活用を目指す。さらに、間伐材を活用した木工教室やトーテムポールの作成をすることにより、木材に触れ加工する楽しさ、森林や木材の必要性、森の維持に於ける間伐作業の重要性を学ぶことができる。
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4,805,403円 | |
一次公募 | 那賀 | 和歌山県立貴志川高等学校内 人間科学科森林探検隊 |
熊野「森」体験 | 熊野地域の森林を訪れ、和歌山県の林業とはどういうものなのかを理解するとともに、遠くから見ている山々を中から見ることで、生徒の知識の幅を広げる。そして林業体験を通して森を感じ、その大切さを身をもって感じてもらい、和歌山県の産業としての林業がどのように行われているのか、その仕組みについても学習する。また、間伐材の有効利用についても考え、木材を活用した木製品(ベンチ・プランター等)を作成。木の大切さを学習すると共に木製品の公の施設等に寄贈し、間伐材の良さを広く知ってもらう。
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626,638円 | |
一次公募 | 那賀 | 紀の川市 | 紀の川市龍門山青地谷・飯盛山雌桂周辺整備事業 | 近年、雑木等が繁茂し、森林荒廃が進行し、森林機能・景観が損なわれている龍門山と飯盛山にて、歩道周辺森林の除伐や飯盛山雌桂周辺整備、アクセス道の開設等を行い、整備した森林において自然観察会を開催した。
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7,075,000円 | |
一次公募 | 伊都 | 橋本市 橋本市教育委員会 |
背もたれ付ペアー椅子づくり | 木を身近に感じる心を養うとともに、森林について関心を高めることなどを目的として、市内7校の中学生が、環境教育と関連づけながら、間伐材を活用したベンチを作成した。
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755,317円 | |
一次公募 | 伊都 | 郷土の自然に親しむ会 | 自然に親しむ会 「ふるさとの森づくり」事業 |
「ふれあい高野口の森」、「学びの森百樹園」を町民の憩いの場、子ども達のよき遊び場とするため、草刈りや葛除去、間伐、作業道の整備などを行い、樹木についての学習会を開催した。
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247,800円 | |
一次公募 | 伊都 | 橋本ひだまり倶楽部 | 地球温暖化防止及び自然環境認知事業 | 自然のなかの活動により、子供たちに地球温暖化防止と自然環境保護の重要性を理解してもらうとともに、子供たちが安全に活動でき、市民が自然と親しめる里山再生を目指すことを目的に、橋本市内の小学校4~6年生を対象に1年を通じ自然体験学習を行った。内容は、間伐材を利用した木工、竹工作、シイタケ栽培、花炭づくり。また、フィールド内での植生調査や自然観察会・竹林整備・落葉を利用した腐葉土作り等、季節に応じた活動スケジュールを組み、活動を行った。
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283,296円 | |
一次公募 | 伊都 | はしもと里山保全アクションチーム | 演習林整備事業 | 我々の祖先が農耕生活のなかで育ててきた里山が作られるずっと以前から、この地で形成されてきた照葉樹を主体とする樹林を部分的に復活させることを目的に事業を実施した。まずは「第一歩」として蔓延している竹、ササ、ツル類及び不要な木を伐採し、除去する作業から始めた。危険な箇所での作業は適宜専門家の指導・サポートを受けながら、できるだけ会員が主体となって作業を行った。また、各種道具類についても、実地の作業を通じて、専門家の指導を受けることができた。
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358,000円 | |
一次公募 | 伊都 | かつらぎ町 | 天野地区景観整備事業 | かつて対象地は、産業廃棄物処分場が計画された土地であったが、反対運動の末、区民で買い取った箇所で、かつらぎ町と天野自治区が協働して、自治区民を中心とするボランティア団体により伐採跡地に植栽を行い、天野自治区が水源林地、里山として世界遺産高野町石道の周辺にふさわしい森林を育成するために整備した。
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2,243,147円 | |
一次公募 | 伊都 | 竜王渓森林整備プロジェクト実行委員会 | 「竜王渓」森林整備プロジェクト |
和歌山有数の景勝地である竜王渓周辺の森林は、手入れ不足による荒廃が進み、特に竹林が驚異的に浸食している。この森林の再生のため、県内に広くボランティアを募集し、不要な竹林の伐採と紅葉樹等の植栽を行った。また、このような森林の体験を通じ、森林と環境保全に対する理解と関心を深めてもらった。
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1,403,824円 | |
一次公募 | 伊都 | 高野町 | 高野町旧不動坂周辺森林整備事業 | 旧不動坂周辺森林において、自生種のサクラ・モミジの植栽や間伐、作業道の整備を行い、歴史と自然が調和した環境空間を創出する。またボーイスカウト等に再生された自然環境空間のウオーキングと植栽を体験してもらい、次代を担う子供たちの森林保護に対する関心を高めていく。
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6,127,800円 | |
一次公募 | 有田 | 沖地区環境保全グループ | 沖森林環境保全整備事業 | 本事業地は、自然を活かして地域住民の散策路や小学生達の環境学習の場として多目的に活用されてきたところで、最近ため池が整備され、池の周囲の防護柵に木材が利用されすばらしい農村景観を生み出している。これを契機に、熊野古道を散策する大勢の方々にもこのすばらしい景観に触れ、森を身近なものとして感じてもらい、紀州材の魅力についてもPR出来る空間になればと余地スペースを利用して、紀州材の東屋、テーブル、ベンチの制作、植樹、周辺整備に取り組くんだ。また、森林の大切さをより的確に伝えるために、周辺地域等へパンフレットを配布し、森林の役割についての認識を深めた。
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1,716,938円 | |
一次公募 | 有田 | 港スポーツクラブ | 「木工体験」「みんなの森づくり」 | 県内産木材普及啓発のため、小学生を対象に森林整備の講習会や紀州ヒノキの間伐材を使用した本立て、太鼓バチの作成。木工体験により、紀州材の温もり柔らかさを感じてもらい、森林整備の重要性を認識させる。 また、地域唯一の広場である小学校の一角に造ってあるネイチャーランドは、樹木の半数が枯れ、またササが進入してきているため、それを整備し補植することで里山的な場所を造り、森林への親しみや自然に対する理解を高めた。
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265,520円 | |
一次公募 | 有田 | グリーンソサエティー | 紀州最古の山城跡地保全と久遠の森づくり事業 | 紀州最古の山城跡見学コースを整え、社会勉強、観光誘致を行うとともに、竹林の繁殖を止め間伐を実施し、その竹を工作材料とし、自然体験学習を行う。また、雑木林の間伐を行い、自然木を育成し、昆虫や小鳥が棲む久遠の森づくりを目指す。
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727,838円 | |
一次公募 | 有田 | 有田川町 | 「よみがえれ!ほっと空間」 ええもん育むプロジェクト |
森林には温暖化の防止など環境への好影響や森林浴等による癒しの効果、水源の涵養などの多面的な機能があるにもかかわらず、森林整備の重要性が必ずしも認識されていない状況の中で、3町合併を機に町内川下の小学生(高学年)を対象に、森林や自然を知るための学習として、樹木の観察など、子どもたちが森林に興味を抱くような学習と間伐の体験や木工教室を通じて、森林のもつ役割や重要性を認識してもらうことを目的に体験学習会を開催した。
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154,306円 | |
一次公募 | 有田 | 財団法人有田川町ふるさと開発公社 | 「森林体験セミナー」inしみず | 森林には「温暖化の防止」・「物質生産」・「水源のかん養」・「土砂の流出、崩壊防止」・「生活環境形成」・「生物多様性保存」などの機能がありますが、森林の重要性が必ずしも認識されていない状況の中で、町内外の学生や一般の方を対象に参加者を公募し、町内森林での学習会を開催した。また、間伐材を活用して木工や椎茸栽培教室を開催し、参加者には、「森とふれあい森に学ぶ」を実感してもらい、森の癒し効果を感じつつ、森林整備の必要性を認識してもらうきっかけづくりとなった。
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743,870円 | |
一次公募 | 日高 | 里山を愛する会 | 拡大する里山の放置竹林から森をまもり、森をつくる | 和歌山県の奥山の70数パーセント余りが杉や桧の人工林で、森はわずか20数パーセント。しかも、残された里山の森は、今、猛烈に拡大する外来種の孟宗竹、真竹、淡竹の放置竹林の侵入で、毎年大量に消え、日本の山が竹山化している。水や酸素、川と海の魚介類を育てる腐葉土は森の恵みである。又、在来種の広葉樹が温暖化を止めている力は大きい。竹林だけになれば、森の機能はなくなり、私達は生きられない。里山の森を壊していく放置竹林を伐採整備することで森を守り、在来種の広葉樹の森を再生できる。また、森の重要性と竹の利活用を広く普及するためにイベントを行った。
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1,561,600円 | |
一次公募 | 日高 | 西本庄生産森林組合 | ウバメガシ植栽事業 | 当地域は古くからの備長炭の原生林であるウバメガシが多く自生していたが、近年、ウバメガシの天然更新ができず原木林不足が大きな問題となり始め、紀州備長炭を安定的に生産することが困難となっている。加えて当地みなべ町は、日本一の梅の生産地であるが、生産者の高齢化と景気の低迷により、離農者が増加しており、当地域でも放棄園が各所で発生し、その影響で一体が荒廃地化している。この問題点を同時に解決するため、荒地となった梅放棄園にウバメガシの苗木を植栽した。また、植樹の際には、地域内の備長炭製炭者、並びに地区住民や地元小学生に呼びかけを行った。
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1,798,152円 | |
一次公募 | 日高 | 東本庄生産森林組合 | 択伐技術継承事業 | 当地域は、備長炭の原木ウバメガシの生育に適した林地が多く存在し、その貴重な原木林は必要以上の伐採が禁じられ、加えて先人からの優れた択伐技術が継承されてきたことにより、過去数百年間の間、ウバメガシ林等の原木林は大切に守られてきた。しかしながら、製炭業を継承する後継者の急激な減少に伴い、原木林を残す択伐技術までが継承されなくなった。その結果、現在の原木伐採は、原木伐採専門業者による皆伐により、これまで大切に守り育てられてきたウバメガシ林が次第に消失しようとしている。このような危機的状況において、先人から受け継がれている貴重な原木林を守るべく、択伐技術を取り入れたモデル林を作り、伐採専門業者等を対象とした択伐研修会及び地元住民等を対象とした研修会を開催した。
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223,200円 | |
一次公募 | 日高 | 日高川町 | こどもたちの森林・林業体験学習事業 | 本町の9割を占める広大な森林資源は、地域の貴重な財産であり、その大切さを次世代に引き継いでいくため、町内の小学生を対象に森林・林業教室、間伐体験を行った。また、子供たちが常に森林から得られた産物に触れ、木の良さを感じてもらうため、町内業者と連携し、発生した間伐材を学校教室用学習机の天板に加工して活用した。 ・参加者数26人 |
560,699円 | |
一次公募 | 日高 | 名田農業を塩害から守る会 | 名田海岸防潮保安林整備事業 | 名田海岸の海岸保全区域内に年次計画的に防潮林を再整備し、防災機能を高め、引いては地球温暖化防止に資する。
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1,952,900円 | |
一次公募 | 西牟婁 | 君が育てる熊野の森協議会 | 君が育てる熊野の森事業 | 田辺市本宮町本宮地区大日山において、地すべり対策事業を実施しているが、当該箇所は、吉野熊野国立公園内で、世界遺産の霊場に隣接しており、工事で変化する景観を現在の環境に劣ることのないように復旧、保全する必要がある。また、熊野の森の再生には息の長い活動が必要であるため、多様な参加主体による緑化及び景観保全活動、維持活動の推進をめざし、環境教育の場として活用することにより、地域に根ざした活用となると考え、本宮町内でのドングリ等の採取及び、苗木の育成を行い、世界遺産の優れた文化遺産を形成する大日山の地すべり対策事業地に植樹を行った。
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1,638,377円 | |
一次公募 | 西牟婁 | 紀南病院大植樹祭実行委員会 | 社会保険紀南病院8号法面樹林化事業 | 保安林であった病院造成地の中で利用不可能な法面を元の森に再生する。これには、多くの県民の奉仕作業によって植栽することで、環境保全の意識を高める事が出来る。また、多くの県民が治療を受ける公立病院を緑化することにより治療効果も高まることが期待出来る。なお、すべての苗木は根が十分に張ったポット苗を使い、多品種による混植、密植(1平方メートルあたり3から4本)を行う。
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6,056,387円 | |
一次公募 | 西牟婁 | 下の森の会 | 高山寺の森造成事業 | 会津川流域に照葉樹林を造ることによって水質保全、水量確保を図りもって水害防止に益すとともに、地球温暖化防止、景観保全に役立てるものとする。また、多くの県民の奉仕作業によって植栽することにより、環境保全の意識を高める事ができる。なお、早期に保水力を高めるために照葉樹を中心に植え、すべての苗木は根が十分に張ったポット苗を使う。混植、密植
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570,580円 | |
一次公募 | 西牟婁 | 京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所 | 小・中・高・大連携による紀南地域の森林環境学習 | 森林が河川環境にいかに大きな影響を与えているかを学び、森林の適正な管理と森林環境の保全が河川環境を守るためには必須であることを小中高の各学校の生徒に理解させ、将来の森林と共生する文化の創成に資することを目的に、森林と河川との関連についての森林環境学習(森林での体験学習、河川の水質調査等の実施、調査結果の発表会の開催等)を実施した。
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1,010,418円 | |
一次公募 | 西牟婁 | 特定非営利活動法人 南紀こどもステーション | 年間自然体験プログラム 熊楠塾チャレンジ | 県民の財産である森林で、それを引き継いでいく子どもたちが充分に遊び、観察し、森林の重要性を直に感じ学ぶことによって、森林を守り育てたいという心が養われた。また、里山、原生林、人工林と様子のちがう森林にふれ、それぞれの森林が果たす役割について学びを深めることが出来た。
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637,839円 | |
一次公募 | 西牟婁 | 熊野の森ネットワーク いちいがしの会 | 照葉樹の森づくり事業 | 伐採後放置されている山の、土砂流出や山崩れを防ぐと共に、水源かん養林の育成を図るため、地域に適したカシ類(イチイガシ、アラカシ、ウバメガシ等)を植栽した。
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1,853,250円 | |
一次公募 | 東牟婁 | 新宮市 | 熊野材(紀州材)木製ベンチ利活用事業 | 木の良さをアピールし、引いては森林の大切さを知ってもらうため、熊野材(紀州材)を使った木製ベンチの部材を各町内会に120基分配布し、町内会のみなさんで組み立ててもらい、できたベンチは各区民会館等で活用してもらった。また、森林の大切さを謳ったリーフレットを20,000部制作し、市内の各家庭に配布した。
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6,358,400円 | |
一次公募 | 東牟婁 | 熊野森林学習推進協会 | 世界遺産熊野の森ing 事業 | 和歌山の森林と、その主要産業である林業を学習の場に提供し、森林のもつ多様な価値を発見するため景観林業の手法をもとにワークショップ等を取り入れた研修や文化的景観保全活動や普及を通じ林業への理解や活性化を図る目的に、新宮市熊野川町内の山林をフィールドとして、森林のもつ多面的な価値を生かした保全の在り方などについて学びやふれあいを通じ見識を深めた。また、「嶋津の森」で台風被害による流木の清掃活動や保全に関する意見交換等を行い、土砂流出保全や植生の保護、さらに景観の重要性の認識などの啓蒙普及と学びを深めた。
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1,310,100円 | |
一次公募 | 東牟婁 | 紀南木材新緑會 | 出張木工教室 | 今日まで育ててきた森林の木材を有効に活かすことが重要となってきていることから、多くの子供達を対象に紀州材を材料とした木工教室を学校(7校)で行い、「木に親しみ、創造性を養い森林や木の大切さ」を伝えた。
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680,000円 | |
一次公募 | 東牟婁 | 高津気竹灯りの会 | 竹灯りの里山づくり | 現在の髙津気地区は、平均年令58才と高く、過疎化が進行し、地区の至る所に手つかずに放置された山林等が目立つ状況になり、山林と田畑の境すら分からなくなっている箇所が多く出てきた。当会では、この状況を打開すべく仲間で支え合いながらも自立した地域の森林保全と里山環境保全に力を注ぐことを意義として活動している。
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696,585円 | |
一次公募 | 東牟婁 | 太地町 | 自然公園の町づくり | 紀州材を使ったベンチを町民の参加協力により数多く設置し、町民や観光客に木の温もりや肌触りを感じてもらう。このことは、「太地町くじらと自然公園のまちづくり」構想の推進として、日本一ベンチの多い町を目指し、ベンチのある空間を町民の憩いの場又、観光客等の休憩場所に利用して頂くものでもある。
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987,000円 | |
二次公募 | 有田 | 有田市立保田小学校育成会 | 保田小学校「森林を学び、伝え、資源を活用する」 | 小学生を始め、地域ぐるみで地元和歌山の森林を学ぶことで、森林の大切な役割を再認識する。また、間伐材を活用した木工製品造りを通し、学校と地域が一体となり木材の資源としての便利さ、木の持つぬくもり大切さについて認識するため、保田小学校76名が中津村森林組合にて森林体験学習を実施した。また、生徒・教師だけではなく保護者や地域の方に声かけを行い、間伐材を活用したベンチを45基制作し、学校や地域内などに設置した。
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1,382,066円 | |
二次公募 | 有田 | 有田市立箕島中学校育友会 | 箕島中学校「森林を学び、資源を活用する」 | 地元和歌山で森林を学ぶことで、森林の大切な役割を再認識し、間伐材を活用することにより森林の資源としての有効性について考え完成したときの成就感気の良さについても再認識するため、総合的な学習授業で森林について講演を行った。また、生徒・教師・指導者・保護者・ボランティアの方々にお手伝いをいただき間伐材を活用したベンチを60基制作し、市内の学校や地域の公共施設に設置した。
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1,555,407円 | |
二次公募 | 有田 | 有田市青少年育成市民会議 | 有田市「小学生の森探検」事業 | 有田市内小学校5年生を対象とし、社会科で学ぶ「森林が果たす役わり」について、その学ぶ意欲と意識の向上に繋げ、森林環境の保全及び森林と共生する文化の創造を図る。具体的に、森林の仕事従事者から森林の現状及び課題等について説明を聞き実際に森林に立ち入り伐採等の見学・一部体験をする。また、製材所において、伐採された木材がどのように加工されていくのか工程を見学するとともに木工体験を行う。このことにより森林に対する興味・関心を深め「森林がはたす役割」について学ぶ意欲と意識の向上につなげる。
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371,014円 | |
二次公募 | 日高 | みなべ町 | みなべ町自然樹林再生事業 「みなべ百年の森づくり」 |
南部川の水源である三里峯のふもとの荒廃地を町が購入し、自然豊かな憩いの森として復元していく取り組みを町民による「みなべ百年の森づくり会」が中心になって取り組んでおり、5.23haに広葉樹を植栽した。その育成管理を地元森林組合への委託と地元ボランティアにより実施した。また、小学生を対象とした自然観察会の開催を予定していたが、9月の台風12号により児童の現地入りが不可能となったため、今回に限り室内の自然勉強会を行った。
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847,350円 | |
二次公募 | 日高 | 御坊市 上野口区 | 上野口の里山再生事業 | 上野口地区の身近な里山で憩いの場であった見山を再生するため、みどりの広場をつくり、地域住民の憩いの場とするとともに、自然観察会等を開催し、地区住民が緑の森とふれあう機会をつくった。また、ふもとのキャンプ場から緑の広場までかつての歩道を補修して遊歩道として整備した。
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1,807,701円 | |
二次公募 | 東牟婁 | 熊野の「森の保全」隊 | 熊野の「森の保全」体験学習 | 世界遺産熊野地域の森林を訪れ、身近にある森林の現状を学び和歌山県の林業とはどのようなものなのかを理解するとともにグリーンツーリズムのあり方について生徒の知識の幅を広げる。また、熊野の「森の保全」体験学習(森林に関する学習・森林・林業体験学習)を通し得た知識等をもとに観光プラン「熊野からの発信~熊野の森の保全活動~」を事後学習で作成し、発表会等で発表し、多くの県民や周辺自治体の人々に周知する。
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279,920円 | |
二次公募 | 東牟婁 | 三島美化クラブ | 天狗岩森林公園整備事業 | 串本町の民話集にも伝説のある天狗岩周辺の森林保全と誰もが癒される森づくりを行う。事業内容としては、天狗岩まで子どもや高齢者でも登れる遊歩道の整備、天狗岩周辺の間伐、小学生による植樹などを行った。
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329,261円 |
事業区分・施策 | 内容 | 事業費 (円) |
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森林の重要性の普及啓発 |
森林の重要性や紀の国森づくり基金等について県民に広くPRを行い、森林に対する意識を高揚に努めるため
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11,133,789円 |
森林環境の保全整備重点事業 |
市町村が地域の意見をふまえ、特に公共性が高い森林の間伐に対して支援した。 県内3町村で間伐整備面積 37.20ヘクタール |
3,323,000円 |
市町村民の森創造事業 |
第62回全国植樹祭における地域植樹として、市町村民参加による植樹イベント及び植栽地の造成を行った。 県内25市町村 |
19,066,603円 |
森林の公的管理推進 |
貴重な自然生態系を持つ森林及び景観保全上重要な森林を保全するため、県民共有の財産として永続的な保全が必要な森林を公有林化した。 小森川周辺の森林、約191ヘクタール(古座川町) |
3,100,000円 |
森林景観づくり |
古くから本県の気候風土の中で育ち、先人たちと共に生きてきた「ふるさとの森」を健全な状態で未来に引き継ぐため、郷土樹種等の苗木生産を行い、それらを県民参加による植林活動等に活用するなどし、「ふるさとの森」を維持造成するとともに、森林の重要性等の普及にも努める。
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4,297,012円 |
緑育推進事業 |
小中学生を対象とした森林学習を推進することで、次世代を担う子供達が、和歌山県の森とあそび・学ぶ機会を多く創出し、森林環境の保全意識の醸成、森林と共生する文化の創造につとめた。
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21,197,636円 |
森林被害調査 |
近年、ニホンジカによる森林被害や農作物被害が問題となっており、狩猟等の捕獲頭数やJR事故件数等から生息数の急激な増加が考えられている。 また、森林被害については、剥皮や食害、角とぎ被害が見受けられるなど森林所有者の林業経営意欲の減退等の影響が懸念されています。 このため、野生鳥獣と共存できる総合的な防除方法や適正な個体数管理の基礎とするため、以下の調査を実施しました。
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6,268,500円 |
森林と共生するための花粉症対策 |
かつては子どもの遊び場であり、学びの場でもあった森が、スギ等の花粉症に悩まされる人々の増加により、近寄りたくない存在となり疎遠になってきている。そこで、多くの県民が森に親しみ、理解を深め、本県の森林と共生することができるよう、乳幼児とその家族の生活習慣等の調査を実施し、対策を検討した。
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4,500,000円 |
護摩壇山森林公園保全事業 |
県民がふれる機会の多い護摩壇山森林公園の貴重な自然林において、獣害により下層植生が衰退していることから、自然植生を回復するために獣害防止ネットを試験的に設置した。 | 2,604,000円 |