話題の品種
話題の品種
はるき
- 来歴
平成14年に和歌山県果樹試験場において「清見」に「中野3号ポンカン」を交配し、得られた交雑個体の中から、3月に成熟する食味が優れる個体として選抜した。 (研究推進課のページ(外部リンク))
- 品種登録日
令和3年10月21日
- 特徴
糖度は13~14度と比較的高く食味がよい。また、果肉の中のさじょうが大きく、サクサクした食感が特徴。
- 成果 (‘和果試交雑第1号’は‘はるき’と命名されました。)
カンキツ新品種候補‘和果試交雑第1号(仮称)’(PDF形式 187キロバイト)
植美(うえみ)
- 来歴
平成18年に「尾張系」温州の一樹変異として有田川町出で発見された。調査の結果、対照品種と比較して安定して浮皮が少なかったため有望個体として選抜した。
- 品種登録日
令和元年11月20日
- 特徴
「林温州」、「尾張系」と比較して、浮皮が少ない晩生ミカン。樹はわい性で葉は比較的小さい。
- 成果 (‘18-2’は‘植美’と命名されました。)
枝変わり探索により選抜した晩生ミカン‘18-2’(PDF形式 411キロバイト)
YN26(わいえぬ26)
- 来歴
平成13年に和歌山県果樹試験場において「ゆら早生」に「紅まどか」の花粉を授粉し、得られた珠心胚実生の中から、着色・減酸が早く、早期に収穫可能な個体として選抜した。 - 品種登録日
平成24年1月20日 - 特徴
「ゆら早生」と比較して熟期が早く、9月下旬頃に収穫できる極早生温州ミカン。樹勢はやや強く、苗木や高接ぎ当初はトゲの発生が見られる。 - 成果
ウンシュウミカン新品種「YN26」の初期生育は「ゆら早生」よりも優れる(平成26年度)(PDF形式 175キロバイト)
温州ミカン新品種「YN26」の品種特性と栽培上の注意点(平成26年度)(PDF形式 16,073キロバイト)
「ゆら早生」 より早熟な極早生温州ミカン 「YN26」 の育成(平成20年度)(PDF形式 19キロバイト)
きゅうき
- 来歴
平成16年に「向山温州」の一樹変異として有田市宮原町で発見された。調査の結果、対照品種や他の枝変わり個体と比較して安定して浮皮が少なかったため、有望個体として選抜した。 - 品種登録日
平成26年2月27日 - 特徴
「向山温州」と比較して、着色がやや早く浮皮が少ない中生温州ミカン。葉はやや小さく、樹勢はやや弱い。 - 成果
浮皮しにくい中生ウンシュウミカン「きゅうき」の特性(平成24年度)(PDF形式 139キロバイト)
温州ミカン新品種「きゅうき」の品種特性と導入にあたっての注意点(平成27年度)(PDF形式 847キロバイト)
津之望(つののぞみ)
- 来歴
農研機構で育成された品種。交配は「清見」と「アンコール」。 - 品種登録日
平成23年5月24日 - 特徴
12月中下旬に収穫可能な早生カンキツ。浮皮はほとんど見られない。トゲは短く、連年結果するため栽培は比較的容易。 - 詳細
農研機構ホームページへ(外部リンク) - 成果
カンキツ新品種「津之望(つののぞみ)」の果実特性(平成26年度 P3)(PDF形式 986キロバイト)
年内収穫可能で良食味な「津之望(つののぞみ)」の果実特性(平成25年度)(PDF形式 121キロバイト)
みはや
- 来歴
農研機構 で育成された品種。交配は「清見」×「アンコール」×{(「アンコール」×「興津早生」)×(「清見」×「イヨカン」)}。 - 品種登録日
平成26年9月30日 - 特徴
11月下旬に収穫可能な早生カンキツ。果皮が赤く浮皮はほとんど見られない。減酸が早いため、食べやすい品種。 - 詳細
農研機構ホームページへ(外部リンク)
あすみ
- 来歴
農研機構で育成された品種。交配は(「スイートスプリング」×「トロビタオレンジ」)×「はるみ」 - 品種登録日
平成26年9月30日 - 特徴
1月下旬から2月上旬に収穫可能な中晩柑品種。安定して糖度が高く、食味が良い。かいよう病に弱いため施設栽培が推奨される。 - 詳細
農研機構ホームページへ(外部リンク)
璃の香(りのか)
- 来歴
農研機構で育成された品種。交配は「リスボンレモン」×「日向夏」 - 品種登録日
平成27年3月20日 - 特徴
11月下旬に収穫可能な早生のレモン品種。既存のレモンと比較して、トゲが短く大果でかいよう病に強い。果皮が薄くまろやかな酸味。 - 詳細
農研機構ホームページへ(外部リンク)