ミカンサビダニ
ミカンサビダニ | |
英名:pink citrus rust mite 学名:Aculops pelekassi (Keifer) |
生態
体長 ♀♂:約0.15mm、体色は淡黄色。非常に小さいため、観察にはルーペが必要となる。
加害部位:果実および新葉を加害する。加害を受けた果実の果皮は光沢がなくなり、品質が著しく低下する。
生涯産卵数はおよそ20個程度。
年間発生回数:15回程度と他の害虫と比べ、年間発生回数は多い。
ジチオカーバメイト剤(マンゼブ・マンネブ剤等)に対する抵抗性が発達したため、殺ダニ剤等による防除が必要となった。
防除対策
非常に小さいため、被害が出てから発生に気づく場合が多い。成虫態が鱗片間隙で越冬し翌年増殖するため、常発園では予防的な防除が必要となる。
防除適期は、春(増殖開始期)、夏(果実での増殖開始期)、秋(果実での増殖期)の3回である。
ミカンサビダニ |
新葉被害 |
ウンシュウミカン前期(7~8月)被害果 |
ウンシュウミカン後期(9月以降)被害果 |