緑かび病

緑かび病
英名:Common green mold
病原:Penicillium digitatum(糸状菌)

生態
樹上または貯蔵中に発病する。
病原菌は園内土壌中で分生子として越夏し、秋期に果実に付着して発病する。
暗緑色の分生子層を形成するが、白色の菌糸帯が幅広く残るのが特徴であり、青かび病とは異なる。
果面に傷があると発病が助長される。

防除対策
ベンゾイミダゾール系剤またはイミノクタジン酢酸塩液剤の収穫前散布を行う。
収穫時にハサミ傷などを付けないよう丁寧に取り扱う。
貯蔵中の罹病果は取り除く。

ウンシュウミカンの発病果実の写真
ウンシュウミカンの発病果実
ブンタンの発病果実の写真
ブンタンの発病果実
樹上での発病の写真
樹上での発病
病原菌の分生子柄の写真
病原菌の分生子柄


 

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