宇宙まちづくり推進「Kii Space HUB」

 和歌山県では、民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」の開設を契機に、宇宙をテーマとした新たな産業創出と地域活性化「宇宙まちづくり」に取り組んでいます。

 この度、和歌山県は、あらゆる企業や人が和歌山を通って宇宙と関わり、夢を実現していく「スペースエントランス」となることを目指し、宇宙関連の産業集積やビジネス創出、人材育成などを目的として「Kii Space HUB」事業を開始しました。

 具体的に、以下の4つのテーマを中心に事業を推進します。

 1.宇宙産業集積のポテンシャル調査

 民間ロケット事業者のサプライヤーや宇宙関連企業が和歌山県に進出することを目的として、県内における宇宙まちづくり・宇宙産業集積に対してポテンシャル調査を実施します。

 県内における宇宙産業集積に適した行政財産や民有地を抽出し、宇宙産業全体の潮流や宇宙産業企業の事業計画やニーズ等の調査を行い、和歌山県の状況を踏まえた具体的な行動計画を策定します。

 2.宇宙産業への参入支援

 県内企業によるロケット・衛星への部品供給や衛星データ利活用サービスの提供の実現を目的として、県内で宇宙産業に参入したい企業を対象として、ロケット製造/衛星製造/衛星データ利活用の3テーマで、宇宙産業参入の機運を高めるキックオフイベントを実施します。
 さらに、宇宙産業に必要な技術やノウハウ、宇宙産業企業の課題等を知るためのセミナーやワークショップを開催するとともに、新たな製品・サービスの開発における伴走支援や宇宙産業企業とのマッチングを実施します。
 3.宇宙産業人材の創出支援
 県内の児童・学生に将来にわたり宇宙分野に関心を持ち続けることを目的として、 児童・学生に宇宙の魅力を伝える、学習・体験機会を提供します。
 また、宇宙産業を支える人材の創出を目的として、県内の学生等を対象に、宇宙関連の教養・スキルの獲得に資するセミナーやワークショップ等を実施します。

 4.宇宙産業関連情報の発信

 和歌山で宇宙に関与したいプレイヤーを増やすことを目的として、県内で実施している宇宙に関する取り組みを中心に、和歌山での活動に興味がある国内外の企業や学校等に対して、WEBサイトやSNSを用いて情報発信を行います。
 
 事業の詳細はKii Space HUBポータルサイト(外部リンク) をご確認ください。

エントリーセミナー

 宇宙産業参入に関心のある企業や自治体・支援機関などを対象に宇宙ビジネスの全体像から、様々な技術領域における身近な参入事例など、複数のテーマにおよびセミナーを複数回開催します。

6/27 【宇宙開発概論】必要性と地域で進めるべき取り組み① ー宇宙を巡る国際情勢と我が国の宇宙開発体制

セミナー概要:

 2000年代初頭には数兆円規模だった世界の宇宙関連産業は、2025年時点で既に数十兆円に達し、2040年には200兆円を超える見込みとされています。
 しかし、我が国の宇宙関連産業は過去10年間ほぼ1兆円前後で停滞してきました。
 近年の国際情勢が厳しさを増す中で、宇宙進出能力の確保は日本にとって喫緊の課題となっています。
 そのため、一昨年度から政府は多額の予算を投入し、国内市場規模を4兆円から8兆円規模まで増加させる施策を進めています。

 本講座では、まず歴史的観点から宇宙開発の必要性を整理し、現在の宇宙開発が抱える課題を明らかにします。そのうえで、地域として新たに宇宙関連産業に参入するために欠かせない視点を提供します。

 ※秋山氏の宇宙開発概論セミナーは全3回実施予定です。

日時: 2025年6月27日(金)14:00〜15:30
会場: Zoom オンライン配信

詳細・申込みページ: https://wakayama-entryseminar-627.peatix.com(外部リンク)

Entry Seminar1

6/30 【宇宙開発概論】必要性と地域で進めるべき取り組み② ー世界の宇宙産業の広がり

セミナー概要:

 2000年代初頭には数兆円規模だった世界の宇宙関連産業は、2025年時点で既に数十兆円に達し、2040年には200兆円を超える見込みとされています。
 しかし、我が国の宇宙関連産業は過去10年間ほぼ1兆円前後で停滞してきました。
 近年の国際情勢が厳しさを増す中で、宇宙進出能力の確保は日本にとって喫緊の課題となっています。
 そのため、一昨年度から政府は多額の予算を投入し、国内市場規模を4兆円から8兆円規模まで増加させる施策を進めています。

 本講座では、まず歴史的観点から宇宙開発の必要性を整理し、現在の宇宙開発が抱える課題を明らかにします。そのうえで、地域として新たに宇宙関連産業に参入するために欠かせない視点を提供します。

 ※秋山氏の宇宙開発概論セミナーは全3回実施予定です。

日時: 2025年6月30日(月)14:00〜15:30
会場: Zoom オンライン配信

詳細・申込みページ: https://wakayama-entryseminar-630.peatix.com/(外部リンク)

Entry Seminar2

7/7 【宇宙開発概論】必要性と地域で進めるべき取り組み③ ー和歌山が進めるべき宇宙産業

セミナー概要:

 2000年代初頭には数兆円規模だった世界の宇宙関連産業は、2025年時点で既に数十兆円に達し、2040年には200兆円を超える見込みとされています。
 しかし、我が国の宇宙関連産業は過去10年間ほぼ1兆円前後で停滞してきました。
 近年の国際情勢が厳しさを増す中で、宇宙進出能力の確保は日本にとって喫緊の課題となっています。
 そのため、一昨年度から政府は多額の予算を投入し、国内市場規模を4兆円から8兆円規模まで増加させる施策を進めています。

 本講座では、まず歴史的観点から宇宙開発の必要性を整理し、現在の宇宙開発が抱える課題を明らかにします。そのうえで、地域として新たに宇宙関連産業に参入するために欠かせない視点を提供します。

 ※秋山氏の宇宙開発概論セミナーは全3回実施予定です。

日時: 2025年7月7日(月)14:00〜15:30
会場: Zoom オンライン配信

詳細・申込みページ: https://wakayama-entryseminar-77.peatix.com/(外部リンク)

Entry Seminar3

7/14 【地域・まちづくり】“宇宙のまち”って何が起きる? ― 和歌山からはじまる地域の可能性

セミナー概要:
 紀南・串本にロケット射場「スペースポート紀伊」が誕生し、いま“宇宙を活かすまちづくり”が本格的に動き出しています。
 本セミナーでは、宇宙エバンジェリストの青木英剛氏を講師に迎え、国内外の事例をもとに、宇宙が観光・教育・ものづくりなど幅広い分野に与える可能性を紹介します。
 加えて、当日は宇宙体験型ミュージアム「ソラミル」の視察や、地域で自分たちに何ができるかを考えるワークショップも実施予定です。
 地域の関係者が“宇宙”を自分ごととして捉える第一歩の機会です。
日時: 2025年7月14日(月)13:30〜16:00
会場: 宇宙ふれあいホール「Sora-Miru」(和歌山県東牟婁郡串本町西向359)
タイムスケジュール(予定):
 13:30      ソラミル集合
 13:35〜14:20 視察(45分)【任意】
 14:20〜14:30 休憩(10分)
 14:30〜16:00 セミナー・ワークショップ(90分)
詳細・申込みページ: https://wakayama-entryseminar-714.peatix.com/(外部リンク)
Entry Seminar4

7/15 【宇宙開発概論】宇宙を活用した事業創造!宇宙ビジネスの可能性と参入の視点

セミナー概要:
 宇宙ビジネスは製造、通信、観光、サービスなど幅広い分野に広がり、今や地域企業にも新たなビジネスチャンスをもたらしています。
 本セミナーでは、アジア最大級の宇宙ビジネス共創コミュニティを手がける一般社団法人SPACETIDEの藤野翔太氏を講師に迎え、宇宙産業の全体像や成長性、参入の視点について分かりやすく解説します。
 これから宇宙分野に関わっていきたい企業様にとって、具体的な第一歩を踏み出すための絶好の機会です。
 今後のEntry Seminarやワークショップにもつながる導入編となりますので、ぜひご参加ください。 

日時: 2025年7月15日(火)15:00〜16:30
会場: Zoom オンライン配信

詳細・申込みページ: https://wakayama-entryseminar-715.peatix.com/(外部リンク)

Entry Seminar5

・7/16 【衛星ビジネス・データ利活用総論】衛星データがひらく未来 ―宇宙から始まるビジネスの第一歩と和歌山の可能性

セミナー概要:
 衛星データは、農業、環境、防災、都市計画など幅広い分野で活用が進み、宇宙ビジネスが私たちの暮らしや地域産業に近づいてきています。
 本セミナーでは、JAXA第一宇宙技術部門の村木祐介氏が、衛星ビジネスの全体像やデータ利活用の可能性を体系的に解説します。
 宇宙産業参入を検討している、または衛星データ利活用の可能性を探索したい事業者・自治体などにとって、第一歩となるセミナーです。
 セミナー後半では、和歌山県内における”宇宙“を通じた地域創生の可能性を、和歌山大学 秋山教授とのディスカッションを通して探っていきます。

日時: 2025年7月16日(水)15:00〜17:00
会場: Zoom オンライン配信

詳細・申込みページ: https://wakayama-entryseminar-716.peatix.com/(外部リンク)

Entry Seminar6

・7/23 【衛星ビジネス・データ利活用】ITベンダーのための衛星データ活用入門 ― サービス開発と共創の可能性

セミナー概要:
 衛星データは農業、防災、物流、インフラ管理など多様な分野で活用が広がっており、ITベンダーにとっても新たなサービス開発や共創の機会として注目されています。
 本セミナーでは、衛星データ解析の先端を担う株式会社スペースシフト 代表・金本成生氏を講師に迎え、IT企業が衛星データをビジネスにどう取り入れられるか、必要なスキルや視点を具体的に解説します。
 宇宙データをビジネスの現場に落とし込むヒントが満載です。 

日時: 2025年7月23日(水)15:00〜16:30
会場: Zoom オンライン配信

詳細・申込みページ: https://wakayama-entryseminar-723.peatix.com/(外部リンク)

Entry Seminar7

・7月下旬~8月上旬 【衛星製造の実務】衛星ビジネスと中小企業の可能性 ―技術から読み解く宇宙参入(仮)

Coming Soon.

・8月中旬 【地域・まちづくり】宇宙×◯◯で地域ビジネスを面白くする ―小さな一歩から始める“宇宙”の取り入れ方(仮)

Coming Soon.
 
<セミナーチラシ>
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キックオフイベント(2025.6.12 終了)

 宇宙というと多くの方が思い浮かぶ「ロケット」のイメージがありますが、実際には人工衛星やデータ利活用、精密加工、素材、通信、教育・観光など、多様な業種・技術・地域資源が関わる“裾野の広い産業領域”です。
 2025年6月12日、「Kii Space HUB」のキックオフイベントを下記のとおり開催しました。

 キックオフイベントは、オフライン、オンラインのハイブリッド形式で開催し、会場80名以上、オンライン100名以上の合計180名超が参加されました。

 県内外から宇宙産業で活躍する中小企業やスタートアップが登壇し、先進的な事例や宇宙産業ならではの参入における困難や工夫などについてパネルディスカッションを通じてご紹介いただきました。

 本キックオフイベントのアーカイブ映像は、「Kii Space HUB」ポータルサイト(外部リンク)に掲載を予定しております。

イベント概要

  • 日時 : 2025年6月12 日(木) 13:30~16:30(開場:13:00)
  • 開催方法: ハイブリッド開催(リアル開催・オンライン同時配信)

タイムスケジュール:

   13:30~13:40 開会 事業趣旨・内容紹介
   13:45~14:25 トークセッション①「スペースポートを核とした“宇宙産業・まちづくり”の可能性」

           14:25~14:55 特別展示プレゼン 

          JAXA 「きぼう」自動実験システムGEMPAK

          アークエッジ・スペース 超小型人工衛星

   14:55~15:05 休憩

   15:05~15:50 トークセッション②「中小企業における宇宙産業参入のリアル」
   15:50~15:55 今後の事業案内(セミナー等の予定)
   15:55~16:30 交流・ネットワーキング

  • 会場 : Key Site(https://kiyo-keysite.com/)

    〒640-8341 和歌山県和歌山市黒田185−3

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