再生可能エネルギーの紹介
太陽光発電
シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを直接、電気に変換する発電方法です。
太陽光発電システムは、設置する場所の広さに合わせて自由に規模を決めることができ、家庭用から大規模施設まで、その施設にあったシステムを設置することが可能です。
また、発電した電力が余った場合は、電力会社に売ることもできます。
太陽熱利用
太陽の熱エネルギーを屋根などに設置した太陽熱集熱器に集め、水や空気を温めて給湯や冷暖房に活用します。
太陽熱エネルギーを利用するシステムには、ソーラーシステム(強制循環型)と太陽熱温水器(自然循環型)があります。
風力発電
風の運動エネルギーをブレード(風車の羽根)の回転により動力エネルギーに変え、そのエネルギーを発電機に伝えて、電気エネルギーへと変換しています。
最近では、プロペラの直径が70メートル以上にもなる2,000キロワット級の大型風車が多くなっています。
また、定格出力が数キロワット以下の小型風力発電も補完型の電源として利用されています。
バイオマスエネルギー
植物・動物の細胞組織、動物の排泄物など生物由来の有機物をエネルギーとして利用するものです。
間伐材や林地残材などの木質バイオマスによる発電や熱利用、家畜糞尿などを利用したメタン発酵によるバイオガスでの発電、セルロースや産業植物油からのバイオ燃料など、多様なものがあります。
中小規模水力発電
未利用水力を利用する1,000キロワット以下の水力発電を「中小規模水力発電」と呼んでいます。
最近は、農業用水路や上水道施設など発電以外の目的で使われている設備の未利用エネルギーを利用する小水力発電も行われています。
温度差熱利用
年間を通じて水温変動が小さく保たれている海や河川の水と外気との温度差を利用し、ヒートポンプや熱交換器を使って冷水や温水をつくり、地域の冷暖房や給湯に活用しています。
地熱発電
地熱は火山の多い我が国に豊富かつ広範に賦存する純国産エネルギーで、直接、蒸気からタービンを回すので化石燃料によらない自然エネルギーを用いる発電方式です。
雪氷熱利用
雪氷熱利用は、冬期に降り積もった雪や冷たい外気により凍結した氷などを、冷熱を必要とする季節まで保存し、その冷気や溶けた冷水をビルの冷房や農作物の冷蔵などに利用するものです。
(参考)なっとく!再生可能エネルギー(経済産業省資源エネルギー庁)(外部リンク)
(参考)財団法人 新エネルギー財団(NEF) http://www.nef.or.jp(外部リンク)
(参考)立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) http://www.nedo.go.jp(外部リンク)