メタンハイドレートについて

 メタンハイドレートとは

メタンハイドレートは、カゴ状の水分子の中にメタン分子が入り込んで結晶化したもので、低温・高圧の海底面下やシベリアの永久凍土などに存在しています。触ると冷たく、火を近づけると燃えることから「燃える氷」と呼ばれています。メタンは天然ガスの主成分で、燃焼時の二酸化炭素排出量が石油や石炭よりも少ないエネルギー資源です。現在、海底からメタンハイドレートを取り出して、エネルギー資源として利用するための技術開発が世界中で進められています。

 串本沖での調査

メタンハイドレートは日本周辺の海底にも賦存していると考えられており、県では平成24年度に県の漁業調査船「きのくに」の魚群探知機等をしようし、串本沖で調査を開始しました。平成25年度からは、毎年メタンハイドレートの存在を示すプルーム(魚群探知機で煙状に見えるもの)を確認しています。

 今後

串本沖での調査を継続し、メタンハイドレート開発の有望性を示すことで、本格的な採掘調査が和歌山県で優先的に実施されるよう国へ提案しています。また、次世代のエネルギー資源について県民の皆様に関心を持っていただき、理解促進を図るための情報発信に取り組みます。
 

Mh
燃焼するメタンハイドレート
きのくに
県漁業調査船「きのくに」

メタンハイドレートについて詳細はこちら https://www.mh21japan.gr.jp/ (MH21-S研究開発コンソーシアム )

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