藪井さん(紀陽銀行 本店営業部 融資課)
仕事と家庭の両方があってこそ磨かれる人間性
未知の可能性を信じキャリアを志望
藪井さんが入行した当時は、コース別採用により、採用時点で総合職または事務職のいずれかのコースを選択できました。紀陽銀行では、入行後のコース転換制度も設けられていますが、総合職としてキャリアを求めてステップアップするか、事務職として窓口などの接客業務に就くかを選択することができます。「もともと物を売る営業職が希望で、人と接することが、自分自身の成長にも繋がると考えていました。お金を取り扱う銀行であれば、お客さまとより近い関係を築くことができるのではないかと、総合職一本で受けたのがきっかけです」。仕事と自身の可能性を信じ、総合職コースで入行した藪井さん。営業、人事部とさまざまな経験を積む中でスキルを磨き、現在は本店営業部の融資課で活躍。地域経済に直結する企業や個人のお客様からの相談に、真摯に向き合い、実績を上げています。
バンカーのもう一つの顔は、母としての顔
スーツに身を包む行員としての顔のほかに、もう一つ、母としての顔を持つ藪井さん。「子どもは4歳の男の子と1歳の女の子で、どちらも産休と育休を利用しました。当行では最長1年半の育児休業が取得できるのですが、両方とも1年弱で復帰。職場の理解はもちろん、家族の協力なしでは実現しなかったと感謝しています。引き続きこれからも、当分お世話になると思いますが(笑)」。現在、午前8時半〜午後6時半前後が藪井さんの勤務時間。ご主人と自身の実家が近いこともあり、子どものお迎えや預かりなどは両親に助けてもらうことも。家事や育児についてはご主人と協力し合い、出来る方が率先。「家事も子育ても100%完璧に、とは難しいものです。時間と手間の配分を決め、私は子どもたちとの時間を優先しています」。
子どもが自慢できる人間で在り続けるために
「入行以来ずっと、総合職として男性と同じステージで、仕事の分け隔てなくやってきました。結婚もし、ただ今子育ての真っ最中ですが、仕事を辞める・辞めないを検討したことは、今までに一度もありません。キャリアが惜しいとかではなく、私の中で働くことが当然のことだからです」。入行から10年、仕事での信頼を積み、妻として母として日々奮闘を続ける藪井さん。女性として輝き続けるためにも、仕事と家庭の両面から自分を磨き、成長させることが重要なのだと言います。「子どもが自慢できるお母さんで在りたい」と藪井さん。そのためのモットーが“悩んだらやってみる”だそうで、「割とやれちゃうものですよ(笑)」と。女性管理職を目指すなら実家の近く!と、ちゃっかりアドバイスもいただきました。