酒井さん(株式会社小松原)
笑顔で気働き 全部全力投球
アパレル業界から一転、「ものづくり」の道へ
和歌山市の産業機械メーカー、株式会社小松原の工場で加工機械の部品製造を担当している酒井さん。ハローワークで職業訓練の募集を見て、ものづくりの道を志すことになりましたが、以前は「アパレル業界」という全く違う職種に就いていました。
そういった経緯もあり、当初は家族の反対もありましたが、持ち前の努力とガッツで無事に溶接加工科の訓練を終えて再就職。最初は不安もありましたが、スキルアップを目指して日々励んでいます。
仕事も家庭も一生懸命
女性社員はゼロではないものの、まだまだ男性が圧倒的に多い現場での仕事。酒井さんの配属された西浜工場も、周りは全員男性という状況でしたが、酒井さんの一生懸命働く姿と仕事に対する意欲の高さもあり、同僚の支援を受けながら良好な環境で働くことができています。
酒井さんは「笑顔で気働き」という言葉をモットーに、実際“周りをよく見ており、よく気付く”ということで同僚も高く評価。子供の学校行事や部活のために休暇を取ることもありますが、人間関係が良好なので、周りも気持ちよく送り出してくれます。
家族の協力が不可欠
3人の子供を育てながら、仕事と家庭を両立させている酒井さん。安心して仕事に打ち込めているのは、夫を始め家族の理解・協力を得られているおかげ、とのことです。
酒井さんのもう一つのモットーである「全部全力投球」という言葉のとおり、休日は子供の部活を応援し、会社へ来たら気持ちを切り替えて目の前の仕事に集中。そんな、常に目の前の事に全力で取り組んでいる姿勢が、家族や同僚に支持される秘訣なのかもしれません。
そんな酒井さんが今掲げている目標は、「ものづくりの工程を一人でできるようになる」ということ。更なるステップアップを目指し、常に明るく、前向きに頑張っています。