和歌山県の経済動向について(平成29年7月)
和歌山県の経済動向について(平成29年7月)
内閣府は、平成29年7月19日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、緩やかな回復基調が続いている。」とし、前月の判断を維持した。
個別項目においては、国内企業物価に関して「このところ上昇テンポが鈍化している。」と表現変更した他は、全ての項目で判断を据え置いた。
なお、景気の先行きについては「雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」として、前月の判断を据え置いた。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(5月)が4ヶ月ぶりに前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(6月)が8ヶ月連続で前年を上回った。百貨店・スーパー販売額(5月)は、全店ベース、既存店ベースともに6ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(6月)が1.33倍と前月から上昇し、近畿で3位、全国で34位であった。