和歌山県の経済動向について(令和3年1月)

和歌山県の経済動向について(令和3年1月)

内閣府は、令和3年1月22日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きがみられる。」とし、前月の判断を据え置いた。
個別項目
<判断引き上げ>
・設備投資:「下げ止まりつつある」
・住宅建設:「おおむね横ばいとなっている」
<判断引き下げ>
・個人消費:「持ち直しの動きに足踏みがみられる」
・業況判断:「非製造業を中心にこのところ慎重さがみられる」
<表現変更>
・国内企業物価:「このところ緩やかに上昇している」
なお、景気の先行きについては「感染拡大の防止策を講じるなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されるが、内外の感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要がある。また、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」とした。

県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(11月)は3ヶ月ぶりに前月を下回った。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(12月)が3ヶ月連続で前年を上回った。百貨店・スーパー販売額(11月)は、全店ベースでは5ヶ月連続で前年を下回り、既存店ベースでは4ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(12月)が0.95倍で前月から横ばいとなり、近畿で4位、全国で40位であった。

※ 新型コロナウイルス感染症の影響により非製造業を中心に幅広い業種で影響が生じており、県内経済動向は依然として厳しい状況にあるものと考えられる。

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