和歌山県の経済動向について(令和2年5月)

和歌山県の経済動向について(令和2年5月)

内閣府は、令和2年5月28日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、急速な悪化が続いており、極めて厳しい状況にある。」とし、表現を変更しつつも前月からの判断を据え置いた。 個別項目については以下の項目において判断を引き下げている。
・設備投資:「このところ弱含んでいる」
・輸出:「感染症の影響により、急速に減少している」
・雇用情勢:「感染症の影響により、弱さが増している」
なお、景気の先行きについては「感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていくが、当面、極めて厳しい状況が続くと見込まれる。金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」とした。

県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(3月)は2ヶ月連続で前月を上回った。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(4月)が7ヶ月連続で前年を下回った。百貨店・スーパー販売額(3月)は、全店ベース、既存店ベースともに2ヶ月ぶりに前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(4月)が1.14倍で前月から下降し、近畿で4位、全国で35位であった。

※ 新型コロナウイルス感染症の影響により幅広い業種で影響が生じており、県内経済動向は厳しい状況にあるものと考えられる。

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