和歌山県の経済動向について(令和元年5月)

和歌山県の経済動向について(令和元年5月)

内閣府は、令和元年5月24日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、輸出や生産の弱さが続いているものの、緩やかに回復している。」とし、2ヶ月ぶりに判断を引き下げた。
個別項目においては、設備投資に関して「このところ機械投資に弱さもみられるが、緩やかな増加傾向にある。」とし、判断を引き下げた。また輸出に関して「弱含んでいる。」とし、判断を引き下げ、生産に関しても「このところ弱含んでいる。」とし、判断を引き下げた。公共投資に関しては「このところ底堅い動きとなっている。」とし、判断を引き上げた。
なお、景気の先行きについては「当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。ただし、通商問題の動向が世界経済に与える影響に一層注意するとともに、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(3月)は4ヶ月ぶりに前月を上回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(4月)が2ヶ月ぶりに前年を上回った。百貨店・スーパー販売額(3月)は、全店ベース、既存店ベースともに5ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(4月)が1.45倍と前月から上昇し、近畿で4位、全国で32位であった。

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