和歌山県の経済動向について(平成20年3月)

和歌山県の経済動向について(平成20年3月)

内閣府は、平成20年3月19日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断は「景気回復は、このところ足踏み状態 にある。」と、2ヶ月連続で下方修 正した。
個別項目については、住宅建設を上方修正する一方、生産、企業収益、設備投資を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「改正建築基準法施行の影響が収束していくなかで、輸出が増加基調で推移し、景気は緩やかに回復していくと期待される。」 との見通しを示したが、「サブプライム住宅ローン問題を背景とするアメリカ経済の減速や株式・為替市場の変動、原油価格の動向等から、景気の下振れリスク が高まっていることに留意する必要がある。」とした。
一方、県内の経済状況については、

  • 生産動向においては、鉱工業生産指数(1月)は、11ヶ月連続で前年を上回り、電力使用量(2月)は、6ヶ月連続で前年 を上回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(2月)は、2ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(1月)は、全店ベースでは16ヶ月連続で前年を下回り、既 存店ベースでは3ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(1月)が全国は0.98倍(前月から変わらず)、県は0.90倍(前月より0.03ポイント下降)となり、差は0. 08ポイントとなった。

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