和歌山県の経済動向について(平成20年7月)
和歌山県の経済動向について(平成20年7月)
内閣府は、平成20年7月14日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断は「景気回復は足踏み状態にあるが、こ のところ一部に弱い動きがみられる。」と前月から据え置いた。
個別項目については、企業の業況判断を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「アメリカ経済が持ち直すにつれ、輸出が増加基調となり、景気は緩やかに回復していくと期待される」との見通しを示した が、「サブプライム住宅ローン問題を背景とするアメリカの景気後退懸念や株式・為替市場の変動、原油価格の動向等から、景気の下振れリスクが高まっている ことに留意する必要がある」とした。
一方、県内の経済状況については、
- 生産動向においては、鉱工業生産指数(5月)は、2ヶ月連続で前年を上回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(6月)は、6ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(5月)は、全店ベースは4ヵ月連続で前年を上回り、既存店 ベースは2ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(5月)が全国は0.92倍(前月より0.01ポイント下降)、県は0.85倍(前月から変わらず)となり、差は0. 07ポイントとなった。