和歌山県の経済動向について（平成20年8月）

内閣府は、平成20年8月7日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断は「景気は、このところ弱含んでいる」 と、2ヵ月ぶりに下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「当面、弱い動きが続くとみられる。」との見通しを示し、「アメリカ経済や株式・為替市場、原油価格の動向等によっては、 景気がさらに下振れするリスクが存在することに留意する必要がある。」とした。
一方、県内の経済状況については、

• 生産動向においては、鉱工業生産指数（6月）は、2ヶ月連続で前月を下回った。
• 消費動向においては、新車登録台数（7月）は、7ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額（6月）は、全店ベースは5ヵ月ぶりに前年を下回り、既存店 ベースは3ヶ月連続で前年を下回った。
• 雇用動向においては、有効求人倍率（6月）が全国は0．91倍（前月より0．01ポイント下降）、県は0．86倍（前月より0．01ポイント上昇）とな り、差は0．05ポイントとなった。