和歌山県の経済動向について(平成23年12月)
和歌山県の経済動向について(平成23年12月)
内閣府は、平成23年12月21日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるなかで、緩やかに持ち直している。」と据え置いた。
なお、景気の先行きについては、「各種の政策効果などを背景に、景気の緩やかな持ち直し傾向が続くことが期待される。ただし、電力供給の制約や原子力災害の影響に加え、欧州の政府債務危機などを背景とした海外景気の下振れや為替レート・株価の変動等によっては、景気が下振れするリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(10月)が2ヶ月連続で前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(11月)が2ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(10月)は、全店ベース、既存店ベース共に2ヶ月ぶりに前年を上回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(11月)が全国0.69倍(前月から0.02ポイント改善)に対し、県は0.76倍(前月から0.05ポイント改善)となり、県が全国を0.07ポイント上回っている。(順位は全国では14位に、近畿では1位であった。) 。