和歌山県の経済動向について(平成24年4月)
和歌山県の経済動向について(平成24年4月)
内閣府は、平成24年4月12日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるなかで、緩やかに持ち直している。」と据え置いた。
個別項目では、住宅建設・輸出を上方修正した。
なお、景気の先行きについては、「各種の政策効果などを背景に、景気の持ち直し傾向が確かなものとなることが期待される。ただし、欧州政府債務危機や原油高の影響、これらを背景とした海外景気の下振れ等によって、我が国の景気が下押しされるリスクが存在する。また、電力供給の制約や原子力災害の影響、さらには、デフレの影響、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(2月)が2ヶ月連続で前月を上回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(3月)が6ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(2月)は、全店ベースでは5ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースでは4ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(3月)が全国0.76倍(前月から0.01ポイント改善)に対し、県は0.76倍(前月から0.04ポイント改善)となった。(順位は全国では24位に、近畿では1位であった。) 。