和歌山県の経済動向について(平成24年6月)

和歌山県の経済動向について(平成24年6月)

内閣府は、平成24年6月22日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、依然として厳しい状況にあるものの、復興需要等を背景として、緩やかに回復しつつある。」と据え置いた。
個別項目では、企業収益・設備投資・住宅建設を上方修正した。
なお、景気の先行きについては、「復興需要等を背景に、景気回復の動きが確かなものとなることが期待される。ただし、欧州政府債務危機を巡る不確実性が再び高まっており、こうしたこと等を背景とした金融資本市場の変動や海外景気の下振れ等によって、我が国の景気が下押しされるリスクが存在する。また、電力供給の制約や原油高の影響、さらには、デフレの影響等にも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(4月)が2ヶ月連続で前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(5月)が8ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(4月)は、全店ベースでは7ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースでは6ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(5月)が全国0.81倍(前月から0.02ポイント改善)に対し、県は0.81倍(前月から0.02ポイント改善)となった。(順位は全国では24位に、近畿では1位であった。)

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