和歌山県の経済動向について(平成24年8月)
和歌山県の経済動向について(平成24年8月)
内閣府は、平成24年8月28日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ弱い動きがみられるものの、復興需要等を背景として、緩やかに回復しつつある。」と下方修正した。
個別項目では、雇用情勢を上方修正したが、個人消費・住宅建設・輸出・輸入・生産を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「当面、世界景気減速の影響を受けるものの、復興需要等を背景に、景気回復の動きが続くと期待される。ただし、欧州政府債務危機を巡る不確実性が依然として高いなかで、世界景気のさらなる下振れや金融資本市場の変動が、我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、電力供給の制約、デフレの影響等にも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(6月)が4ヶ月ぶりに前月を上回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(7月)が10ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(6月)は、全店ベースでは9ヶ月連続で前年を上回り、既存店ベースでは8ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(7月)が全国0.83倍(前月から0.01ポイント上昇)に対し、県は0.82倍(前月から0.01ポイント上昇)となった。(順位は全国では23位に、近畿では2位であった。)