和歌山県の経済動向について(平成24年9月)

和歌山県の経済動向について(平成24年9月)

内閣府は、平成24年9月14日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、世界景気の減速等を背景として、回復の動きに足踏みがみられる。」と2ヶ月連続で下方修正した。
個別項目では、倒産を上方修正したが、個人消費・設備投資・生産・企業収益を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「当面は弱めの動きも見込まれるものの、復興需要が引き続き発現するなかで、海外経済の状況が改善するにつれ、再び景気回復へ向かうことが期待される。ただし、欧州政府債務危機を巡る不確実性が依然として高いなかで、世界景気のさらなる下振れや金融資本市場の変動が、我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、収益や所得の動向、デフレの影響等にも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(7月)が2ヶ月ぶりに前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(8月)が11ヶ月連続で前年を上回った。大型小売店販売額(7月)は、全店ベースでは10ヶ月ぶりに前年を下回り、既存店ベースでは9ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(8月)が全国0.83倍(前月と変わらず)に対し、県は0.83倍(前月から0.01ポイント上昇)となった。(順位は全国では20位に、近畿では1位であった。)

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