和歌山県の経済動向について(平成24年12月)
和歌山県の経済動向について(平成24年12月)
内閣府は、平成24年12月21日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、世界景気の減速等を背景として、このところ弱い動きとなっている。」と据え置いた。
個別項目では、生産・個人消費・住宅建設で上方修正したが、企業収益・設備投資・輸出を下方修正した。
なお、景気の先行きについては、「当面は弱さが残るものの、復興需要が引き続き下支えするなかで、海外経済の状況が改善するにつれ、再び景気回復へ向かうことが期待される。ただし、海外経済を巡る不確実性は依然として高く、我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、雇用・所得環境の先行き、デフレの影響等にも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(10月)が4ヶ月連続で前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(11月)が3ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(10月)は、全店ベースでは3ヶ月ぶりに前年を下回り、既存店ベースでは12ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(11月)が全国は0.80倍(前月から横ばい)に対し、県は0.86倍(前月から0.03ポイント上昇)となった。(順位は全国では15位に、近畿では1位であった。)