和歌山県の経済動向について(平成25年2月)
和歌山県の経済動向について(平成25年2月)
内閣府は、平成25年2月27日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、一部に弱さが残るものの、下げ止まっている。」と2ヶ月連続で上方修正した。
個別項目では、個人消費・生産・企業収益で上方修正した。
なお、景気の先行きについては、「当面、一部に弱さが残るものの、輸出環境の改善や経済対策、金融政策の効果などを背景に、マインドの改善にも支えられ、次第に景気回復へ向かうことが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の気を下押しするリスクとなっている。また、雇用・所得環境の先行き等にも注意が必要である。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(12月)が6ヶ月連続で前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(1月)が5ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(12月)は、全店ベースでは3ヶ月連続で前年を下回り、既存店ベースでは14ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(1月)が全国は0.85倍(前月から0.02ポイント上昇)に対し、県は0.88倍(前月から0.01ポイント悪化)となった。(順位は全国では18位に、近畿では1位であった。)