和歌山県の経済動向について(平成25年6月)
和歌山県の経済動向について(平成25年6月)
平成25年6月13日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、着実に持ち直している。」と2ヶ月連続で上方修正した。
個別項目では、企業収益・雇用情勢・生産・輸出・住宅建設で上方修正した。
なお、景気の先行きについては、「輸出が持ち直し、各種政策の効果が発現するなかで、企業収益の改善が家計所得や投資の増加につながり、景気回復へ向かうことが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(3月)が3ヶ月ぶりに前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(4月)が8ヶ月ぶりに前年を上回った。大型小売店販売額(3月)は、全店ベースでは6ヶ月連続で前年を下回り、既存店ベースでは17ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(5月)が全国は0.90倍(前月から0.01ポイント上昇)に対し、県は0.82倍(前月から0.01ポイント上昇)となった。(順位は全国では26位に、近畿では3位であった。)