和歌山県の経済動向について(平成25年9月)
和歌山県の経済動向について(平成25年9月)
平成25年9月13日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、緩やかに回復しつつある。」と2ヶ月ぶりに上方修正した。
個別項目では、設備投資で上方修正したが、個人消費と輸出が下方修正となった。
なお、景気の先行きについては、「輸出が持ち直し、各種政策の効果が発現するなかで、家計所得や投資の増加傾向が続き、景気回復の動きが確かなものとなることが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。」とした。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(7月)が3ヶ月ぶりに前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(8月)が4ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(7月)は、全店ベースでは10ヶ月連続で前年を下回り、既存店ベースでは2ヶ月ぶりに前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(8月)が全国は0.95倍(前月から0.01ポイント上昇)に対し、県は0.88倍(前月から0.01ポイント悪化)となった。(順位は全国では24位に、近畿では3位であった。)