和歌山県の経済動向について(平成26年10月)
和歌山県の経済動向について(平成26年10月)
内閣府は、平成26年10月21日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、このところ弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」と2カ月連続で下方修正した。
個別項目では、生産の判断を引き下げ、「弱含んでいる」から「このところ減少している」に変更した。
なお、景気の先行きについては、「当面、一部に弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、駆け込み需要の反動の長期化や海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とし、引き続き駆け込み需要の反動の長期化が景気を下押しするリスクを指摘した。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(8月)が3ヶ月連続で前月を下回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(9月)が2ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(8月)は、全店ベースでは5ヶ月ぶりに前年を上回ったが、既存店ベースは5ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(9月)が全国は1.09倍に対し、県は0.99倍となった。(近畿で3位、全国で27位)