和歌山県の経済動向について(平成27年1月)

和歌山県の経済動向について(平成27年1月)

内閣府は、平成27年1月23日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、個人消費などに弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」と3ヶ月連続で据え置いた。
個別項目では、企業の生産を2ヶ月連続で上方修正し、「持ち直しの動きがみられる」とした。
なお、景気の先行きについては、「当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、消費者マインドの弱さや海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とし、原油価格下落の影響が景気の緩やかな回復を後押しすると指摘した。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(11月)が3ヶ月ぶりに前月を下回った。
  • 消費動向においては、新車登録台数(12月)が5ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(11月)は、全店ベースでは2ヶ月ぶりに前年を上回ったが、既存店ベースは8ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(12月)が全国は1.15倍に対し、県は0.96倍となった。(近畿で4位、全国で33位)

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