和歌山県の経済動向について(平成27年2月)
和歌山県の経済動向について(平成27年2月)
内閣府は、平成27年2月19日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、個人消費などに弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」と4ヶ月連続で据え置いた。
個別項目では、輸出を上方修正し、「このところ持ち直しの動きがみられる」としたほか、雇用情勢についても上方修正し「改善傾向にある」とした。
なお、景気の先行きについては、「雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、消費者マインドの弱さや海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。」とし、前月あった「当面、弱さが残るものの」との表現を削除した。
県内の経済状況については、
- 生産動向において、鉱工業生産指数(12月)が2ヶ月ぶりに前月を上回った。
- 消費動向においては、新車登録台数(1月)が6ヶ月連続で前年を下回った。大型小売店販売額(12月)は、全店ベースでは2ヶ月連続で前年を上回ったが、既存店ベースは9ヶ月連続で前年を下回った。
- 雇用動向においては、有効求人倍率(12月)が0.96倍となり、近畿で3位、全国で33位であった。